世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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すけすけの子どもたち

2016.07.10 (日)

堀江真

こんにちは。梅雨ですね。

カエル好きなせいか、雨の日は好きです。


5月に「ハゼの恋物語」を紹介しましたが、その後の様子をお伝えします。


あの時の恋の結晶ともいえる卵から、

たくさんの稚魚がフ化しました。

それから1カ月ちょっとたった今がこれです。↓

2016.7.5-1.jpg

だいたい全長は6mmぐらい。

拡大してびっくりしましたが、変な顔してます。

お腹にはエサのシオミズツボワムシが入っているのが透けて見えます。

その上の丸く見えるのがウキブクロ。


口は受け口で…いや~かわいくない。

親になるとこんなかんじで↓

2016.7.5-2.jpg

 

向かって左が婚姻色のでたメスで、右がオス。

くちびるがぶ厚く、愛嬌があっていい顔つきなんですけどね。

地味なのは否めませんが。


アシシロハゼだけじゃなく、その他いろんなハゼたちも産卵シーズンを迎え、

バックヤードはハゼたちの稚魚がいっぱいいます。


たとえば、ゴクラクハゼ

2016.7.5-3.jpg

その稚魚は↓ (6月13日産まれ)

2016.7.5-4.jpg

次はチチブ

2016.7.5-5.jpg

その稚魚は↓ (6月6日産まれ)

2016.7.5-6.jpg

稚魚たちは、どれも同じに見えていましたが、こうやって拡大してみてみると、

ちょっとずつ違いますね。

成長するスピードも違うような感じがします。

今は中層で静かに泳いでいます。


早くハゼの形にならないかなぁ。

早く着底しないかなぁ。

もっと大きいエサを食べるようにならないかなぁ。


今はまだ、ちょっとしたミスや手抜きが命取りになる時期なので、

全く気が抜けません。


稚魚の管理が安定してきたら、

どこかの機会にお客様に紹介できたらいいな。と思っています。

いつになることやらわかりませんが。


それでは。

ハゼらしくなってきたら、またこちらのブログで紹介させていただきます。

 



 

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カテゴリー  日本の淡水魚
キーワード 堀江真
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