世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育コラム一覧
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かじる魚

2015.11.27 (金)

廣瀬

こんにちは。

11月も下旬になりすっかり寒くなってきましたが、

風邪などひかれていないでしょうか?

さて、今日は水族館の「水槽」にまつわる困ったお話を少し。


よく、お客様から「大きな水槽はどうやってできているの?」

と聞かれることがあります。


アクア・トト ぎふにはいくつかの大きな水槽があるのですが、

その観覧面は透明のアクリル板をはめてでできていて

コーキング剤という接着剤で壁や床に固定されています。


実は、そのコーキング剤をかじっている魚たちがいるのです。


例えば、ナイルパーチなどがいる「コンゴ川下流の魚」水槽の左側。

2015.11.25-0.jpg

仕切り(写真の右)のアクリル板にコーキング剤が使われているのですが、

拡大してみると…。

2015.11.25-01.jpg
水面より下のコーキング部分が、ごっそりえぐれています。

魚たちがかじらないよう、コーキング部分を覆ったりしていたのですが

最近では他の水槽でも

コーキング部分をかじられる被害が出てきたのです!

 


それがアロワナなどがいる「アマゾン川の魚Ⅰ」水槽や

3階の最後の展示「河口の魚」水槽です。 

2015.11.25-03.jpg

写真左の水槽下層、コーキング部分が

ところどころ丸く削れているのが見えますでしょうか。


これ、すべて魚がかじっているんです!


「河口の魚」水槽は、内側から水中撮影した写真をご覧ください。
 

2015.11.25-3.jpg

少し分かりにくいですが

表面のボコボコっとしている部分、すべてかじられている部分なんです。


あまり影響ないのでは!?と思いそうですが、

ひどくなると水槽から漏水する可能性も出てくるので、

補修していかなくてはなりません。


ところで、どんな魚がかじっていているのかというと...


「アマゾン川の魚Ⅰ」水槽ではレポリヌスの仲間や、

2015.11.25-4.jpg

「河口の魚」水槽では新しく入れたアイゴがかじっています。

2015.11.25-5.jpg


アイゴについては、植物質のエサが不足している可能性もあるので

夜間にレタスを与えたりしています。

2015.11.25-6.jpg

その効果もあって、

少しはコーキング部分をかじることが減ってきたようです。

 

今後は、削られてしまったコーキング部分の補修をしていく予定です。

また変化がありましたら、次回報告していきます。

 

 

 

 



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カテゴリー  アクア・トトの生き物アマゾンの生き物
キーワード 廣瀬
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