世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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「岐阜県産アユ」の地産地消  水族館での新たなSDGsとしての取り組みを実施しています

2022.07.03

当館では、「株式会社森養魚場」と共同で、県産アユの水族館での利用に向けた取り組みを開始しました。

 

岐阜県大垣市にある森養魚場は、業歴50年以上に渡り、高い技術と「清流の国ぎふ」の豊かな恵みを活かし高品質なアユを養殖しています。ただ、出荷の過程においては、大きさ等で規格外のアユがうまれます。

当館ではこれまで、アジやサバなどの海産物をエサとして利用してきましたが、当館で飼育する多くの生き物が淡水環境に生息しており、本来のエサに近い淡水魚の活用を検討していました。

そこで、これらアユの活用を目指して、水族館で飼育する生き物たちに、アユを活用する取り組みを始めました。生き物たちが本来野生下で食べているエサに近づけることは、栄養面の向上や健康な発育・成長につながる(広義の環境エンリッチメントとしての)取り組みでもあります。さらに、限りある資源の有効活用により、 持続可能な資源の利用にもつながる取り組みでもあります。

今回の取り組みでは、森養魚場のアユを活用することで、岐阜県産物の地産地消につながり、且つ栄養豊富なアユの利用ができるというのも特徴です。

 

生き物たちがアユを食べる様子は、フィーディングウォッチなどでご覧いただくことができます。

毎日11:30から実施している、「アマゾンの生き物」のフィーディングウォッチでは、巨大なピラルクーをはじめ、アマゾンの巨大魚たちがアユなどを食べる迫力ある姿をご覧いただけますので、ぜひご参加ください。