

ここに注目
2017.12.12 (火)
野口
トウカイコガタスジシマドジョウ。 一度聞いただけではなかなか覚えていただけないかもしれませんが、 おもしろい特徴がある魚です。体の模様が変化することが一つの特徴で、 普段は上の写真のように点列の模様が並んでいます。 繁殖期になると、オスの個体の模様は縦帯になります。
一番上の写真はメスの個体ですが、基本的にメスは点列のままです。 繁殖期であれば、模様の違いでオスとメスを見分けることができます。 このほかにもオスとメスの違いとして、胸ビレに注目。
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メスの胸ビレに比べるとオスの胸ビレ大きく、先がとがっています。 そして、付け根のところに丸いものが見えるでしょうか? オスの胸ビレの付け根には、骨質盤と呼ばれるものがあります。 小さいですが、しっかりと肉眼でも確認できるものです。
一方で、上の写真のメスの胸ビレをみても骨質盤はなく、 少し丸みのある形になっています。 ちなみに、今年繁殖したトウカイコガタスジシマドジョウの 稚魚の胸ビレはどうでしょうか?
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現在で体長3cmほどに成長しました。 写真の個体がオスかメスかわかりませんが、 ヒレの形からするとオスのような気もします。 肝心の胸ビレはまだまだ小さく、骨質盤を肉眼でみるには難しいようです。 そして、ヒレに注目していると、 ある個体ではヒレの発育が通常ではないものが見受けられました。
本来であれば砂があるような環境に生息していますが、 砂もなにもない水槽と、わずかに砂が入れてある水槽とでは、 ヒレの発達状況が異なりました。 砂がないと水槽の底でヒレが擦れてしまっているのではないかと考えています。 遊泳魚であれば特に砂はなくても大丈夫ですが、 ドジョウのような底物にはちゃんと砂が必要なのでしょう。 話はそれましたが、 岐阜県にいるドジョウの仲間でいえば、 ドジョウ、ニシシマドジョウ、トウカイコガタスジシマドジョウの それぞれで骨質盤の形が違います。 ぜひ注目してみてください。
カテゴリー 日本の淡水魚
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