世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育日記一覧
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トビハゼのおやつ

2017.12.31 (日)

堀江(真)

こんにちは。クリスマスが終わり、もう2017年も今日が最後です。

寒さの真っただ中ではありますが、

「冬じゃないよ、冬じゃないよ。気のせい気のせい。」と語りかけながら

世話をしている生き物がいます。

それは、本来なら冬眠しているはずのトビハゼです。

土に潜って冬眠してしまうと、

砂と水だけの「空っぽな水槽」になってしまいますからね。

展示水槽内を温かくし、冬じゃないよと語りかけて冬眠しないようにしています。

でも食欲はいまひとつ。冬眠していないので食べないとやせてしまうのに、

夏場のようにモリモリ食べようとしません。

 

そこで、週に2回ほどですが活きた「コオロギ」を与えるようにしています。

ふだんは冷凍のアカムシや、配合餌料、魚肉などをあたえていて、

一応は食べるものの、グズグズ食べ。

そんなときにコオロギを与えると、

勢いよく近づいてきてコオロギにとびかかります。

コオロギが植物や岩の上に上がっていくと、

トビハゼが見事にジャンプをして食べることもありますが、

残念ながら撮影時はご覧のように地味な食べ方でした。

 

野生のトビハゼは、ゴカイや虫など小さくて動くものなら、

貪欲に何でも食べるようです。

夏の夜、干潟近くの岸壁には、小さいコオロギが無数にはりついているので、

きっとコオロギも食べていることでしょう。

 

トビハゼのいる「河口の生き物」水槽には、

もう1種類アベハゼというハゼも展示しています。

石のすき間などに隠れているため、気付かずスルーしてしまうかもしれませんが、

とてもきれいな色と模様をしています。

こちらのアベハゼも、ピンチの時などには陸の上をぴょこぴょこと

移動する水陸両用タイプのハゼです。

(まだ移動するところを見たことはありません)

それではみなさま、今年1年ハゼともどもお世話になりまして、

ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

 

 

 

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カテゴリー  日本淡水魚
キーワード 堀江(真)
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