世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育コラム一覧
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コーキング補修作業

2016.02.07 (日)

廣瀬

今回は以前のブログで紹介いたしました、

水槽のコーキング部分(水槽のアクリル板を固定している部分)の

かじり被害を防止するための補修作業を紹介します。

 

「河口の魚」水槽では

アイゴがコーキング部分をガジガジとかじってしまい、

コーキング部分は写真のようにデコボコと無残なことに・・・。

2016.2.1-1.jpg

植物質の餌が足りていないのでは?

という可能性を考えてレタスを与えると、

コーキングをかじる被害は少し落ち着いてきました。


しかしコーキングがむきだしでは

またかじられるかもしれません。

そこでこれ以上かじられないよう、塩ビ板で補強することにしました。

 

塩ビ板の貼り付けには

生き物に影響がなく、他の水族館でも使用例がある

シリコン剤(接着剤)を使用しました。

 

水槽に入り早速作業開始です。

 

潜水するスタッフはそっと水槽に入りますが

魚たちはびっくりして、水槽の端っこで

「何が始まるんだ?」と小さくなっています。

2016.2.1-2.jpg

 

スタッフはもくもくと作業を進めていきます。

シリコン剤を水中で塗り広げ、 

3コーキング剤塗り.jpg

 

そこに切り出した塩ビ板を貼り付けていきます。 

2016.2.1-4.jpg

 

作業は順調に進み、無事完了です。

 

おびえていた魚たちも、

作業後は何事もなかったかのように餌を食べてくれたので

一安心です。

 

これでかじり被害はなくなるはずです。

 あと「アマゾン川の魚Ⅰ」の水槽も、近々補修する予定でいます。

 


 



 

 

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カテゴリー  アクア・トトの生き物日本の淡水魚
キーワード 廣瀬
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