世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育コラム一覧
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まるで宝石

2018.07.31 (火)

野口

まずはこちらをご覧ください。

 

 

ご覧いただいたのは、このニシシマドジョウの卵です。

皆さんがご存知のドジョウは水田や用水路などにいますが、このニシシマドジョウはどちらかというと川の本流の砂底・砂利底になっている場所にいます。

 

産卵直後の卵はこのような感じでした。

1円玉と比べてもこの通り。小さな卵です。

産卵から1日経過して、少し魚の形がみえてきました。

産卵から2日目にはふ化しました。はやい。

4日目には泳ぎ始めました。

しっかりとエサも食べて順調に育っています。

ニシシマドジョウの繁殖を試みてから3年が過ぎましたが、ついに当館で初めて繁殖に成功しました。

卵一つ一つが輝いて見えます。

今回、回収できた卵は215個で、未受精卵もありましたが200個が無事フ化しました。

さぁ、これからしっかりと育てていきましょう。

このあたりの飼育の様子はバックヤードツアーでもご覧になれますので、また機会がありましたら、観察してみてください。

 

 

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カテゴリー  日本の淡水魚
キーワード 野口
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