世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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2021年のニュース

令和3年度 野生生物保護功労者表彰 環境大臣賞を受賞いたしました

2021.05.10

当館ではこの度、令和3年度野生生物保護功労者表彰、環境大臣賞を受賞いたしました。

これは、野生生物保護に関し特に顕著な功績のあった個人、学校及び団体に対し、その功績をたたえるために実施されています。


当館は2004年に開館してからこれまで、ウシモツゴやイタセンパラ、ハリヨなど地域の絶滅危惧種の保全活動を地道に進めて参りました。また、ほかの水族館等に希少種の飼育繁殖を呼びかけ複数施設での繁殖ネットワークを作るなど組織の枠を超えた連携を推進して参りました。15年以上が経過し、ようやくその成果が現れ始めたと実感しています。
今回このような賞を受賞できたことは率直に嬉しいですし、これに驕ることなく地域の自然を守る取組みを今後も継続していきます。(館長 池谷幸樹)


 

功績概要

①世界最大級の淡水魚水族館として、木曽三川の源流や世界の川に生息する水生生物の魚類・昆虫類・両生類・鳥類等を、生息地を再現して展示し、環境学習の場として、多くの人に親しまれている。

②水族館職員が木曽川中流域で絶滅したと思われたイタセンパラを再発見したことより、保護増殖事業に取組み、安定的な飼育技術の向上や複数施設間での親魚を交換するネットワークを構築する等、飼育・繁殖の技術向上に貢献している。

③アベサンショウウオやアユモドキ等、国内外の希少種に関する調査・研究・飼育・繁殖及び普及啓発に取組み、様々な水生生物の保護増殖事業に貢献している。

野生生物保護功労者表彰とは

都道府県等により推薦された者につき、環境省、文科省、林野庁、日本鳥類保護連盟担当者ほか専門家5名から成る野生生物保護功労者表彰審査会の審査を経て各賞の受賞者を内定。環境省においては環境大臣賞6件及び環境省自然環境局長賞6件が決定されました。