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ふるさとの宝物 イタセンパラの大群泳を展示

2019.09.07

国の天然記念物であり、絶滅の危機にある日本固有のタナゴの仲間、イタセンパラを展示しました。

 

イタセンパラは、かつて濃尾平野の多くの場所で見られましたが、生息地の減少や外来魚の侵入などにより生息数が激減、濃尾平野の個体群は絶滅したと考えられていました。しかし、2005年に当館のスタッフが木曽川のワンドに僅かながら生息していること確認し、現在では環境省・国土交通省を中心に、県水産研究所や水族館・動物園などで、様々な保全事業が実施されています。

 

当館では、イタセンパラの保全活動として、展示や繁殖、普及啓発に努めています。その一連の保全活動の中で、環境省の保護増殖事業で今年繁殖した個体のうち、約700個体を館内で展示しました。

春に生まれたイタセンパラは、繁殖期である秋までの僅か数か月の間に急激に成長します。これからの時期が繁殖期で、オスのからだには鮮やかな紫色の婚姻色が表れます。

かつての濃尾平野の原風景を再現したかのような、イタセンパラの大群泳をぜひご覧ください。

 

和名 イタセンパラ
学名 Acheilognathus longipinnis
分布 琵琶湖・淀川水系、濃尾平野、富山平野
分類 コイ目コイ科
体長 8cm
備考 国指定 天然記念物
岐阜県RDB :絶滅危惧 I 類
環境省RDB :絶滅危惧 IA 類
国内希少野生動植物種