交換したウシモツゴを展示
2006.05.07 (日)
石崎
4月14日に当館で行われた「ウシモツゴを守る会」の親魚交換会で、当館が受け取ったウシモツゴを3階の展示水槽に展示しました。オス2匹とメス4匹が入れてあります。効率よく産卵するようにとの配慮から、この雌雄比率にしてあります。
ウシモツゴは岐阜・愛知・三重県に生息する小型の希少淡水魚で、かつては岐阜県では広く生息していましたが、現在では数箇所にしか生息していません。
「ウシモツゴを守る会」はこのウシモツゴを保護するために、当館・岐阜県河川環境研究所・岐阜美濃生態系研究会・岐阜県博物館・関市・美濃市の各団体により構成され、それぞれの団体がウシモツゴを繁殖させ飼育下での系統保存や野生復帰を目的としていくものです。今回の親魚交換会は飼育下での系統保存や野生復帰を行うにあたり遺伝的多様性を損なわないようにするため(近親交配を防ぐために)行われました。
隣の河川環境研究所が受け取ったウシモツゴが産卵したとの情報の入った6日後、当館のウシモツゴも産卵を始めました。
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