「トトラボにもいるよ!」かくれじょうず通信⑤
2018.06.30 (土)
エント
ナナフシ、ってご存知ですか?
木の枝にそっくりな昆虫として有名ですよね。
けれど「名前は聞いたことあるけど、見たことない」という方も多いのではないでしょうか。
そこら中にたくさんいる虫なのですが、その特徴のとおり枝に紛れてなかなか人目につきません。まさに「かくれじょうず」。
ということで、現在トト・ラボにて、ナナフシモドキ(ナナフシ)を展示しております!
何匹いるか分かりますか?
ちょっと1匹出てきてもらいました。節くれだった感じとか、ほんとに枝っぽいですね。
このナナフシモドキ、4月からずっと飼育しているのですが、こんな発見もありました。
ナナフシの仲間はとても足が取れやすい生き物です。展示するために捕まえた個体の中にも、足が1本ないものを見つけました。
「あー、足取れちゃってる。これ、また生えてくるのかな・・・」
そう思ってよく見ると、そこにはすでに小さな足が生えかけていました(矢印)。
あれ、でもなんか変だぞ・・・足が丸い・・・??
写真を拡大してみると、確かに足の先がくるりと丸まっています。なんだこれ。
調べてみるとナナフシモドキは、足が取れてしまった時、
足取れる→脱皮→丸まった足が生える→脱皮→足が伸びて元の長さに戻る
という過程を経て、元通りになるんだそうです。
知らなかったなー。でもどうして丸まってるんだろう?
ナナフシモドキはアクア・トト ぎふがある公園内にもたくさんいますので、トト・ラボで特徴を覚えたら探しに行ってみてはいかがでしょう?
エノキやアキニレ、サクラの葉によくくっついています。
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