運動会
2019.01.11 (金)
野口
こんにちは。
前回に引き続き企画展の紹介になります。
こちらの水槽では婚姻色をテーマにしてボウズハゼの仲間が展示されています。
ボウズハゼの仲間はおもに沖縄など暖かい地方に住んでいますので、あまりなじみがない魚かもしれません。
ボウズハゼの仲間は植物食性の傾向が強いので、石の表面などについているコケなどを食べます。
このように石の表面についているコケをこきざみに口を動かしながら食べる様子を「ボウズハゼ運動」と呼んだりします。
アカムシやブラインシュリンプなどを食べてくれるようになるまでは、自然のコケをエサとして与えるために、コケのついた石を定期的に入れ替えて飼育しています。
コケがついた新しい石をいれてあげると、すぐに寄ってきて食べていますので、やっぱり好きなんだと思います。
あっちでもこっちでも一生懸命コケをそぎとって食べている様子はまるで運動会のようににぎやかで楽しさを感じます。
ボウズハゼの仲間はオスとメスでまったく見た目が違う種もいますので、どれがオスでどれがメスなのか、この水槽に何種類いるのかじっくりと観察してみてください。
カテゴリー 企画展・特別展示日本の淡水魚
キーワード
野口