<サンショウウオ日記 vol.0>カスミサンショウウオ幼生の放流
2010.06.10 (木)
いよいよサンショウウオ展がスタートしました!
「サンショウウオをみなさんに知ってもらいたい!」
この熱い思いを胸に、ながらく温めてきたこの企画!
完成した時は、まさに感無量・・・。
いやいや終わったわけではなく、これからスタートですから、
感傷にひたっている場合ではありません。
これから特別展とあわせて、この飼育日記でも、どんどんサンショウウオ
の魅力を伝えるべく、毎日更新していきます!
いや、2~3日おき・・・。ともすれば、一週間お・・・。
できるだけ頑張ります!
さてvol.0では、以前飼育日記にも書いた、
カスミサンショウウオの保護個体についてです。
彼らもそろそろ変態間近で、感染症検査も陰性。
というわけで、先日岐阜高校自然科学部のみなさんと一緒に、
生息地に放流してきました。
繁殖地はこのコンクリート製の側溝です。もっとちゃんとした池だったら問題ないのですが・・・。
生徒のみなさんの手で放流!ちょっと名残惜しそうです。
わかります。正直、カワイイと思います。
アクア・トトぎふスタッフも生徒さんの横で放流!
この幼生の飼育・変態前の放流という保護活動は数年前から実施しており、今年初めて放流個体が産卵やってきました。
そのため、この一連の活動は今年でいったん終了となります。(調査はもちろん継続しますよ)
今回放流した個体が成体になって、再び繁殖のため水場に戻ってくるのは、おそらく3年後。
無事に戻ってこれることを祈りつつ、ついでに、サンショウウオ展の成功も祈りつつ
水族館にもどったスタッフなのでした。
追)このカスミサンショウウオの保護活動と放流の様子は、新聞でも取り上げられてます。
ネット配信もされていますので、ぜひご覧ください。
もちろん当館のサンショウウオ展では、みっちりと取り上げています!
ぜひ皆さんに興味をもっていただけたら嬉しいです。