世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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<サンショウウオ日記 vol.0>カスミサンショウウオ幼生の放流 

2010.06.10 (木)

田上

いよいよサンショウウオ展がスタートしました!

「サンショウウオをみなさんに知ってもらいたい!」

この熱い思いを胸に、ながらく温めてきたこの企画!

完成した時は、まさに感無量・・・。

 

いやいや終わったわけではなく、これからスタートですから、

感傷にひたっている場合ではありません。

これから特別展とあわせて、この飼育日記でも、どんどんサンショウウオ

の魅力を伝えるべく、毎日更新していきます!

 

いや、2~3日おき・・・。ともすれば、一週間お・・・。

できるだけ頑張ります!

 

さてvol.0では、以前飼育日記にも書いた、

カスミサンショウウオの保護個体についてです。

彼らもそろそろ変態間近で、感染症検査も陰性。

というわけで、先日岐阜高校自然科学部のみなさんと一緒に、

生息地に放流してきました。

 

IMG_9344.JPG

繁殖地はこのコンクリート製の側溝です。もっとちゃんとした池だったら問題ないのですが・・・。

 

IMG_9353.JPG

生徒のみなさんの手で放流!ちょっと名残惜しそうです。

わかります。正直、カワイイと思います。

 

IMG_9356.JPG

アクア・トトぎふスタッフも生徒さんの横で放流!

 

IMG_9368.JPGこの幼生の飼育・変態前の放流という保護活動は数年前から実施しており、今年初めて放流個体が産卵やってきました。

そのため、この一連の活動は今年でいったん終了となります。(調査はもちろん継続しますよ)

今回放流した個体が成体になって、再び繁殖のため水場に戻ってくるのは、おそらく3年後。

無事に戻ってこれることを祈りつつ、ついでに、サンショウウオ展の成功も祈りつつ

水族館にもどったスタッフなのでした。



追)このカスミサンショウウオの保護活動と放流の様子は、新聞でも取り上げられてます。

ネット配信もされていますので、ぜひご覧ください。

もちろん当館のサンショウウオ展では、みっちりと取り上げています!



ぜひ皆さんに興味をもっていただけたら嬉しいです。

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カテゴリー  研究・調査
キーワード 田上
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