<サンショウウオ日記 vol.12>サイエンスカフェ開催!
2010.08.03 (火)
いやいや、暑い日が続きますね。
それにしても、今年はセミの声が少ない気がするのですが、
皆さんのところではいかがでしょうか?
毎年耳をつんざくほど聞こえるはずなんですが、今年はそれが全然ないんですよね。
うーむ・・・。
さて、話をサンショウウオに戻します。
さる7月31日に第1回サンショウウオdeサイエンスカフェが開催されました!
当館で行われるのは、約2年ぶりになります。
今回は講師として、京都大学大学院 人間・環境学研究科の西川完途先生をお迎えして、
「日本のサンショウウオの多様性」というテーマでお話していただきました。
開催前の会場をパチリ。
普通(?)の講演会と違って、「気軽に」参加してもらって、「気軽に」研究者に質問してもらって、知識を深めていただきたい!
というのが、趣旨ですので、会場のムードを和やかにするのも我々の役目。
当館のスタッフが、手始めにサンショウウオクイズで場を盛り上げました。
やはり参加されている方は、少なからずもサンショウウオに興味をお持ちの方が多く、
準備していたクイズは「サンショウウオは両生類?」とか、そういった簡単な問題でしたので、
まず全員が正解するわけです。
こんな問題が何問か続いても、「そんなんわかるよー・・・。」みたいな雰囲気になりますよね。
そこが狙い目。ふっふっふ・・・。
最後の問題は、6枚のサンショウウオの写真の中で、同じ種を当てろという問題。
難易度急上昇。今まで静かだったフロアも少し騒然とし、参加者同士での会話が
一気に見られるようになりました。
なかなか憎い演出ですな・・・。
さて、その後はいよいよ西川先生の講演がスタートしました。
両生類の進化やサンショウウオについての概論から、
「生物多様性」や「種って?」というような内容を、サンショウウオを例にとてもわかりやすく教えていただきました。
本来、スタッフとして参加しているわけですから、周囲の状況に目を配り、先読みして動かなくてはいけない立場なのですが、
すみません、もう講演に夢中でした・・・。
最後に「サンショウウオのような目立たない、身近な生物こそ、大事にしていかなくてはいけない。」というメッセージは、
非常に心に残りました。
今回、サンショウウオ展を企画した意図はまさしくこのメッセージにあることです。
展示を通じて、皆様にもこのメッセージが伝わるよう、まだまだ改善する点があるなと強く思いました。
さて、講演の後は質問タイムです。
こんな機会はめったにありません。私も正直手を挙げたくて仕方がありませんでしたが、ここはぐっと我慢です。
質問は時間いっぱいまで続き、終了後も先生の前には質問の人が並んでいました。
どうやら、今回のサイエンスカフェ、大成功のようです。
西川先生、本当にどうもありがとうございました!
次回は8月21日です。
ご興味をもたれた方は、ぜひご参加ください。
http://aquatotto.com/event/schedule/detail.php?id=170
さてさて、片づけをしていると、なんとケーキが余っているじゃないですか・・。
でも、西川先生に会うなり、「太られましたね(笑)」と言われてしまったので、、、、、いただきます。