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ミミックオクトパスのカレイ(鰈)な擬態?

2011.10.22 (土)

嶋津

こんにちは!

今回は、ミミックオクトパスの

不思議な魅力についてご紹介したいと思います!

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「ゼブラオクトパス」という名前がありますが、

別名の「ミミックオクトパス」という名前の方が有名だと思います。

 

比較的最近発見されたタコの仲間で、

テレビやマスコミでも放映され一躍有名になった種類です。


その有名になった驚くべき能力とは「他の生物への擬態」…

すなわち他生物の形態をマネするということです。


書物によると「ウミヘビ」「ミノカサゴ」などの毒のある生物や

カレイやカニなどの生物への擬態も可能との事。

しかも擬態できる種類は40種類以上とレパートリーが広い…

生物界に「アカデミー賞」があれば「主演」で受賞間違いなしかと思います。


ちなみに水槽の中ではどんな擬態をするのかというと…

私が確認したのは3つだけです。(何となくですが…おそらく…)


「カニ」 「カレイ」 「ウミヘビ」


水槽掃除やメンテナンスを行うために水槽に手を入れる時があります。


その時に驚くのか分かりませんが、

 

予想外のでき事が数回ありました。


実際にこんな事がありました。

水槽の様子を見に行った所、

ミミックオクトパスの姿が見当たりません。

タコの仲間はわずかな隙間があれば水槽から逃げ出してしまう程です。

ですが、水槽のフタはしっかりと閉まっており…

水槽の下を見ても発見出来ません…

「どうしよう…」と冷や汗が出始めた時に、

水槽の中にある石をひっくり返して見ると…

いました…砂の中に潜っていたのです。

と同時にミミックオクトパスが「カレイ」のような形で泳ぎ出しました。

わずか数秒の出来事ですが、思わず「あっ!」と声を出してしまいました。

こういった瞬間に立ち会える時が、本当に嬉しいです!

また紹介したいと思います!

 


 

 

 

 

 

 

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カテゴリー  イベント企画展・特別展示
キーワード 嶋津
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