展示パネルの謎を解く。
2012.03.06 (火)
こんにちは。
早速、一週間に一回は更新したいという公約違反の岩本です。
平日10時半のアシカショーは、暖かくなったおかげもあってか、
少し前と比較すると随分たくさんのお客様が観覧席に来て下さっていますが・・・
まだまだ余裕あります!
ぜひ、平日10時半のアシカショーにお越し下さいませ。
(※上記のリンクは全て同じところに飛びます)
さて、本題に入りまして、今回はトトマニアの方であればご存じであろう、
あの展示パネルについてのお話です。
あの展示パネルとは、こちら!
この写真だけで、この写真が館内のどこにあるのか分かった方は、
カナリのトトマニアなことでしょう。
3階部分の最終地点。
河口の魚の水槽の目の前にあるのが、このパネルです。
そして、この写真を見てここに写る鳥の種類がわかった方は、
なかなかの鳥マニアだろうと思います。
少しマニアックなこの鳥。
その名も、
ユリカモメ。
目の後ろにある黒いホクロのような斑点が可愛らしい鳥です。
え?岐阜なのにカモメ?
カモメは海にいる鳥じゃないの???
と思われた方もいるかもしれません。
ところがどっこい。
このユリカモメという鳥は、何と岐阜県でも見ることができる鳥なのです。
しかし!
冬限定。
一般に、ユリカモメは越冬のために日本にやってくるとされています。
そのため、岐阜県内でもこのユリカモメを見ることができるのは、冬季がほとんど。
春になると、その多くが再び遠く北の彼方へと旅立ってゆきます。
アクア・トトの展示パネルでは毎日見ることのできるユリカモメも、
実はレアキャラだったのですね。
ちなみにこのユリカモメ。
夏羽になると違う鳥なのではないかと見間違うほど、変化するのです。
夏季のユリカモメの写真は、こちら。
まるでヘルメットでもかぶったかのように、頭がすっぽりと黒色になっていますね。
日本でこの姿をみることができるのは、彼らが旅立つ直前の春先あたりがほとんど。
激レアなのです。
寒い寒い冬が終わりを告げ、春の気配を感じる今日この頃。
冬眠している生き物達が顔を出し始めると同時に、
去ってゆく生き物達もいると思うと、少し切ない気持ちになりますね。
おしまい♪
おまけ。
アカハラ隊長の婚姻色の色が、心なしか薄く・・・!?