GW プレミアムバックヤードツアー 担当者紹介
2012.04.20 (金)
今年も実施されます。
プレミアムと付くだけあって、
通常のバックヤードツアーでは、見ることのできない
あんな場所やこんな場所を、時には飼育スタッフの熱い語りと
寒い笑いともにご案内いたします。
日によって、ご案内するスタッフが異なり、
お話する内容も担当者によって違います。
そこで、今回、このプレミアムバックヤードツアーを
担当する飼育スタッフ4名を紹介させていただこうと思います。
まずは、こちら波多野さんから・・・
彼は、日本産希少淡水魚の飼育下繁殖に関して、確固たる情熱を持っています。
当館で飼育しているイタセンパラをはじめとするタナゴのなかまや
ハリヨ、ウシモツゴ、デメモロコ、カワバタモロコなど数々の希少種を、
継代繁殖させています。
特に、人工授精やホルモン投与の技術は、
アクアトト一番のゴッドハンド(つまり搾り上手)なのです。
日本産希少淡水魚に興味がある方は、ぜひ波多野担当の
4/29、4/30、5/2、5/3、5/4、5/6にご参加ください!!
得意分野 : 魚類の繁殖生理に関して
一押し生物 : アブラボテ
【コメント】
春は多くの日本の淡水魚が繁殖する季節です。
この季節、水族館のバックヤードでは、卵や稚魚の飼育で大忙し!
このプレミアムバックヤードツアーでは、この季節でしか見られない
様子もご紹介したいと思います。
さ、続いては、田上さん・・・
彼は、「3度の飯よりサンショウウオが好き」というくらい、
サンショウウオとともに生き、サンショウウオたちに愛情を注いでいます。
プライベートの時間も、サンショウウオや両生爬虫類の観察のため
フィールドを奔走しています。
そしてその想いが通じたのか、昨年は、
なんとアベサンショウウオ、ホクリクサンショウウオ、
コガタブチサンショウウオ、クロサンショウウオが続々と産卵、
繁殖に成功したのです。
彼曰く「産卵したんじゃない!産卵させたんだ!!」と・・・。
両生爬虫類に興味がある方は、ぜひ田上担当の
4/28、5/2、5/3、5/4、5/5にご参加ください!!
担当 :両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の飼育
得意分野 :両生類・爬虫類
一押し生物 :有尾類(サンショウウオ)
【コメント】
岐阜県には小型サンショウウオが6種も生息していますが、数が減って
おり、中には絶滅の危機に瀕している種もいます。当館ではサンショウウオの
保全活動も実施していますので、その内容をご紹介するとともに、
かわいい幼生たちの姿も。
そして、紅一点、堀江さん・・・
彼女は、今、カエル類の繁殖にハマッているようで、
自然繁殖させるために飼育環境をあれこれ工夫しています。
その発想や着眼点は、フィールドでの細やかな観察に基づいたもので、
いつも感嘆してしまいます。
実のところ、ナガレヒキガエル、ヤマアカガエルの繫殖賞を当館にもたらしたのは、
彼女の功績によるところが大きいのです。
カエル類やサワガニなどに興味がある方は、
ぜひ堀江担当の4/29、4/30、5/1、5/6にご参加ください。
氏名 :堀江 真子
担当 :両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の飼育
得意分野 :両生類
一押し生物 :タゴガエル
【コメント】
5年前にナガレヒキガエルの繁殖に成功し、それ以来、カエルの繁殖に
力を注いでいます。が、ここのところスランプに陥っています。
最後に、池谷さん・・・
彼は、我が展示飼育部のリーダーつまりボスです。
云わばアクアトトの脳みそです。
豊富な知識そして永年の経験から繰り広げられる理論は、
水族館内外問わず通用するものであります。
そんな彼には、「このアクアトトぎふを世界一の水族館にしてみせる」という
野望(?)があり、アクアトトをグイグイと引っ張っていっております。
最近では、メコンオオナマズの摂餌周期についての論文が
Zoological Scienceという学術誌に掲載されたり、
日本動物行動学会をはじめとする各学会で発表を行なったりと
その精力は衰えることを知りません。
そんな熱い彼のお話を聞きたい方は、
ぜひ池谷担当の4/28、5/1、5/5にご参加ください。
氏名 :池谷 幸樹
担当 :水族館の生きもの全て
得意分野 :希少生物の保全
一押し生物 :メコンオオナマズ
【コメント】
生き物の不思議や自然の神秘にいつも驚いてばかりいる毎日です。
そんな自分の驚きを勝手に熱く語ります。火傷しないでね!
いかがですか?みんな個性的で熱い思いを持つスタッフばかりでしょ?
水族館飼育スタッフとのコミュニケーションを楽しめる
アクア・トトぎふのゴールデンウィーク。
生き物や水族館のことはもちろん、いろんなことを質問してくださいね!
皆様のご来館を、スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。