受精率0.5%のその後のその後。
2012.05.01 (火)
今回から、著者名を村山→堀江(真)に変更することにしました。
よろしくお見知り置きを…。
さて、毎年わたしのこの時期は、GWのイベント準備と、
カエルの繁殖期が重なるため、本当にあっというまに過ぎて行きます。
今年も、また、新たなカエルの繁殖に成功しかけていて、
ちょっとルン♪としています。
その報告は、今度改めて…ということで、
今回は去年繁殖したツチガエルの現在をご紹介します。
去年、育った5匹のオタマジャクシのうち、先頭をきってカエルへと上陸した個体はこちら↓
すごい大きくなりました。
どうやらメスのようですが、オスならすでに繁殖可能サイズです。
では、残りの4匹はどうなったのかといいますと…
まだ、オタマジャクシなんです。
でも、後ろあしはだいぶ生えそろってきましたので、もうそろそろで上陸です。
ところで、これまでいろんなオタマジャクシを育ててきましたが、
ツチガエルのオタマジャクシを見て、ちょっと「ん?」と思ったことがあります。
それは、シャイであること。
ヒキガエルも、アマガエルも、ヤマアカガエルもオタマジャクシのころは、
ただただ泳ぎ、ただただ止まり、ただただ食べる。
けっこう無防備に。
さすがにケースをたたいたりするとびっくりはしますが、
物陰に隠れたりはしませんでした。
ところがツチガエルは、基本、物陰に隠れています。
いつ見ても、水草の下やパイプの下に入り込んでいるのです。
オタマジャクシなのにかしこいなー。身を守っているんだなー。
と感心しました。
きっと、他の多くのカエルと違い、オタマジャクシで1年という長い期間を過ごすため、
水中での生きぬく能力がほかのオタマジャクシよりも優れているんだろなー
と、私なりに解釈しています。
なんだか、地味な話になってしまいまして、すみません。
では、次回は、今年はじめて産卵にこぎつけた○○ガエルの話をしますね。
お楽しみに~。