世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育コラム一覧
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保護されたヒョウモンガメ

2012.08.18 (土)

田上

先日、各務原警察よりリクガメについて問い合わせがきました。

なんでも道路上で歩いているのを発見、保護されたとのこと。

8.18.jpg

写真を見るとヒョウモンガメのようです。

この個体は各務原市内で8月16日14:00頃に発見されました。

現在も各務原警察署で保護されています。

飼い主さん、早く迎えに行ってあげてください。

 

2004年の開館以来、岐阜県内で発見された数々の生物について問い合わせがきました。

田んぼにいたメガネカイマン。

堤防の上を歩いていたケヅメリクガメ。

ルアーで釣れたシルバーアロワナ。

漁師の網にかかったマダラロリカリア。

ワニガメ、カミツキガメなどなど…。

当館に連絡がきたほとんどの個体は、飼い主が野外に捨てた個体と思われます。

どんな理由があっても、ペットを野外に捨てることは許されません。

外国産だからということではなく、日本産の生物でも同じことです。

飼う前に、最後まで責任をもって飼育できるか検討する。

やむを得ない理由で、どうしても飼えなくなったら、何とか行き先を探す。

どうしてもどうしても行き先が見つからなかったら、自分の手で殺処分する。

非情と感じるかもしれませんが、それが飼い主の責任です。

それが出来ないと思うなら、飼うのをあきらめましょう。

 

念のため書いておきますが、当館は飼えなくなったから引き取ってほしいという申し出は、

原則として受け付けません。

当たり前ですが、水族館はペットを引き取る施設ではありません。

 

このヒョウモンガメが捨てられた個体で無いこと、

また早く飼い主が見つかることを祈っています。

逃げてしまった個体なら、次は逃がさないようしっかりとした設備で飼育してください。

 


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カテゴリー  アクア・トトの生き物
キーワード 田上
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