渓流展ブログ4「カワネズミ」
2013.01.03 (木)
ネズミですか?
いいえ、モグラです。
モグラですか?
いいえ、カワネズミです。
というわけで、みなさま、あけましておめでとうございます。
新年早々、岩本の記事ですみません。
リレーブログなるものが回ってきましたので、筆をとらせていただきます。
お題は、
「カワネズミ」
です。
この記事を通して、カワネズミの展示がいかに貴重であるか、少しだけご理解いただけると幸いです。
手始めに、カワネズミを見たことがないであろうそこのアナタに、この写真を
これが、カワネズミです。
なんとなく、口先が尖ってるって?
目ぇ、小さいって?
そうなんです。
カワネズミは、ネズミじゃないんです。
どちらかというと、モグラの仲間に近い生き物なのです。
では、モグラの仲間に近いとうことを念頭に、展示水槽をご覧ください。
水!?
コケ!?
そうなんです。
カワネズミは、渓流に棲む生き物なのです。
お次は、こちらの写真を。
魚食べてる!?
そうなんです。
魚、食べるんです。
ついでに言うと、水生昆虫もたくさん食べるんです。
ということは…
そうなんです、泳ぐんです。(すみません、写真ないです。)
水を上手にかくために、足の指には毛が生えているのです。
ということで、
おさらいしましょう。
カワネズミは、
ネズミじゃない。
モグラの仲間。
渓流に生息し、
魚や水生昆虫を食べる。
カワネズミは渓流域に生息し、かつ川を駆けるように動き回ることから、
自然界でもなかなかお目にかかることができず、
「幻の水中モグラ」とも言われています。
その上、その生活史には謎が多く、飼育技術も十分に確立されていないため、
非常に展示の難しい生き物です。
日本の水族館で、カワネズミを見ることができるのは、実は当館だけです。
さぁ、見たくなってきましたね!?
ぜひ!来ちゃってください!!!
そして、「これが幻の水中モグラか~、さすがだなー。」って言っちゃってください。
でも…せっかくここまでブログを読んでくださったのだから、
少しだけ、その展示の様子を写真でお見せしましょうか。。。
展示の様子は、こちら。
・・・・・・・!
どこっ!?
おらんがや!(名古屋弁)
しいて教えるとするならば・・・
というわけで、幻の水中モグラは、そう簡単には見ることができないのです。
わたくしは、声を大にしています。
ちゃんと、いますので、がんばって探してください!
※最近は展示にも慣れてきて、巣材運びしてる姿なども見られるようになってきました。
暖かい目で見守ってやってください。
以上。
新年ブログでした。
さて、お次は…
誰が登場するでしょうか??
お楽しみに!!