カニに会いに
2014.06.05 (木)
こんにちは。毎日暑いですね。
先日、陸ガニに会いに行ってきました。
陸ガニってなんだ?
陸ガニとは、ふだんは川の近くの陸地にすんでいて、
産卵の時だけ海に移動する、
おもにベンケイガニ科のカニをこのように呼ぶようです。
本州で代表的なのは、
アカテガニ、クロベンケイガニ、ベンケイガニといったところです。
アカテガニやクロベンケイガニなんかは、木登りもするそうで、
「さるかに合戦」にでてくるカニのモデルはアカテガニとも言われています。
なぜ、そんな陸ガニたちに会いに行ったのかというと、好きだから。
ってのもありますが、本当の目的は写真を撮るためです。
この日も暑かった。日差しも強い。
陸ガニがいるであろう地点についたのはちょうど正午ごろ。
こんな熱い昼間にカニたちは何をしてるんだろう?
巣穴にもぐりこんでて、見えないんじゃなかろうか?
と不安になりつつ、車を降りて川沿いの土手を見てみると、
わー、いい感じ。カニの巣穴だらけ!
巣穴の一つをのぞいてみるといました!
この、見えなさそうでちょっと見える感じが色気があって好きです。 でも、今日は館内のパネルに使うための写真を撮りにきたので、 これではだめです。 なんとか、カニの全身を写したい。 後輩に「出てきたらところをおさえろ。」 と巣穴の前での張り込みを命じ、
場所を少し変えて周囲を探索。
甲幅1cmぐらいの稚ガニがいたり、
緑色が鮮やかなナゴヤダルマガエルがいたり、
静かだなぁ。
なんて思っていると、 穴から出てる泥まみれのクロベンケイガニを見つけました。 しかも2匹。
チャンスです。 逃げていくカニを追いかけながら、 シャッターを押しまくり、
写真撮影は終了しました。 今回は無事「陸ガニの生息地での写真をとる」という任務を 遂行することができましたが、 残念ながら、川がコンクリートで護岸されてしまったり、 堰が作られたりして、陸ガニが生息できる場所は年々減っています。 今回写真を撮った場所は、ずっとこのまま陸ガニたちが、 安心してくらせる場所であり続けてほしいと、心から思います。 さてこの陸ガニたち、雑食性なので葉っぱや木の実、 生き物の死がいやミミズなどいろいろなものを食べますが、 実はキノコもよく食べるんだそうです。 はさみ脚でキノコをぷちっと切り落として食べるんだろうか??? 見てみたいです。 それではまた。