食べたい!食べられたくない!一緒にいると形が変わるエゾサンショウウオとエゾアカガエル
終了しました。
2022.6.11~

北海道に生息する両生類、エゾサンショウウオの幼生とエゾアカガエルの幼生を展示いたしました。
エゾサンショウウオの幼生は、エゾアカガエルの幼生や水中にすむ小さな生物などを食べて成長します。また、同種の幼生を共食いすることも知られています。

エゾサンショウウオの幼生は、エサとなるエゾアカガエルの幼生や同種の幼生がたくさんいる環境で育つと、通常より頭部が非常に大きくなる個体(大顎型)が出現し、より大きなエサを食べることができるようになります。
また、エゾアカガエルの幼生もエゾサンショウウオの幼生がいる環境では、体を膨らませることで食べられにくい体に変化(膨満型)させることが知られています。
このように、同じ遺伝子型をもつ個体が、環境の変化に応じて姿や形を変化させることは「表現型可塑性(ひょうげんがたかそせい)」と呼ばれます。
展示では通常型と頭や体が膨らんだ個体を見比べられるようにし、大顎型や膨満型は展示しながら発現させていく予定です。小さな体でダイナミックに形態を変化させた姿は、とてもユニークであるとともに生物や自然の面白さや不思議さを間近で感じていただけることと思います。
期間 | 2022年6月11日(土)~1か月程度を予定 |
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場所 | 館内2階 メコン川淡水環境研究所 |
※展示協力:北海道大学北方生物圏フィールド科学センター准教授 岸田治氏
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