こんにちは。 おもしろ飼育コラムでたびたび登場する「タンガニーカ湖の魚」水槽。 今回もこの水槽からアルトランプロローグス・コンプレシケプス(以下コンプレ)をご紹介します。 このコンプレもシクリッドの仲間で、ひときわ薄っぺらい体が特徴です。 横から見るとこう ↓ ですが、 前から見るとこう ↓ 上から見るとこう ↓ ものすごく薄っぺらい。 この薄っぺらい体をいかして、岩のすき間に入りこんでいるエビを食べたりします。 さて、このコンプレが、最近、水槽中央あたりに集うようになりました。 これはきっと繁殖の予兆だろう。 と思い、数日間待ってから集っている場所をのぞいてみました。 この穴があやしい。 穴の中には…。 思った通り、卵がありました! 卵はくっついていて、ひとつの固まりになっていました。 200個ぐらいはあったでしょうか。 上の写真の分だけ拝借して、残りは親に任せることにしました。 それにしても、白くて透明感がない卵。これはもうだめなのでは…? と、不安もありましたが、 2日後 ↓ だめじゃなかったです! ほとんどの卵が無事にふ化しました。 ぶるぶるぶるぶると絶えず小刻みに運動していました。 その後は大きな卵黄を上に向け、あおむけの状態でじっとしていました。 そして、ふ化から12日後、おあむけではなくなり、エサを食べるようになりました。 か、かわいい。 かわいい…。 今のところ、体は薄っぺらくなく、底でじっとしていてハゼのような感じです。 他のシクリッドの稚魚と比べると、体色が黒くて口がちょっと突き出ています。 このあたりはコンプレらしいですね。 他のシクリッド① ペリソダス・ミクロレピス ↓ 他のシクリッド② ネオランプロローグス・ブレビス ↓ コンプレの卵や稚魚を観察するのは、今回が初めてなので、 ここから、どんなふうに成長していくのか。 どのあたりから薄っぺらい体に変化していくのか…。 変化が楽しみです。 Tweet