おもしろ飼育コラム

マメコブシガニを探しに
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マメコブシガニを探しに

みなさまこんにちは。 前回のコラムでは、企画展で新しく展示を開始した、ちょっと変わったカニ「マメコブシガニ」をご紹介しました。 潮干狩りに行った際に出会えるかもとお話ししたマメコブシガニですが・・・     実を言うと私がよく足を運ぶ地元の木曽三川の河口干潟では、これまで一度も出会ったことがなかったんです。生息していないのか?と疑問に思い調べてみたところ、文献にて採集記録を発見しましたので、「自分の目で確かめたい!」と思い、早速探しに出かけてきました。     残念ながら、この日の条件は決して良いとは言えず、雨後で川が濁っており、水は淡水寄りの甘め。さらに大潮でもないという厳しい状況です。マメコブシガニがよくいるとされる波打ち際や潮だまりを中心に、広い干潟を歩き回ります。 ・・・が、見つからない。 小さなガザミの姿は確認できたものの、本命の姿はどこにもありません。   エサとなる貝類が豊富かどうかが適した生息環境としての重要な指標になりますが、この日は貝の姿もあまり見られなかったため、 「ここにはいないのかもしれないな・・・」と勝手に推測し、諦めムードのまま帰りの時間がきたので、とぼとぼと帰路につき始めました。     その帰り道、ふと足元に目を落とした時です。 ん?   「あっ!!これは!」   なんと、マメコブシガニがいました!!   驚いたことに、見つけた場所はスタート地点のすぐ近く。「手前すぎるし川に近いからいないだろう」と勝手に思い込み、あまり探していなかった場所でした。しばらくじーっと観察していると、モゾモゾと姿を現すマメコブシガニ。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/06/0625_movie.mp4"][/video]     少し触ってみると、前回のコラム通り、やはりピタッと石のように固まりました。 干潟で見かけるカニの多くは、急いで穴や石の下に隠れたり、ハサミを振り上げて威嚇したりといった逃避行動をとります。なぜこの種は、触られても石のように固まるのか?この丸っこいフォルムは?と不思議に思っていました。     干潮になった干潟を見渡すと、カラスやサギなどの鳥たちが、潮だまりに取り残された生き物を探して食べています。しかし、鳥たちは転がっている貝を食べている様子はありません。その光景と、発見した際の貝殻にそっくりなマメコブシガニの姿から、     「もしかして、貝殻に擬態しているのかもしれない?」と新しい気づきがあったような気がして、発見したことに加えて、満足の探索となりました。(※あくまで個人の見解です)   繁殖シーズンでもあり、もっと行動を見てみたいので、また機会を見つけて干潟へ探しに行きたいと思います。 みなさんも干潟へ遊びに行った際は、足元をぜひ探して、観察してみてくださいね!    
モクズショイの秘密
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モクズショイの秘密

みなさま、こんにちは。   企画展『カニカーニバル』はご覧いただけましたでしょうか 終了まで残り1か月近くとなりました。早いものですね。     今回のカニネタも「脱皮」です。また脱皮です。 さて、紹介する生き物は「モクズショイ」です。     「モクズガニ」と似た名前ですが、見た目は全く違います。 こちらがモクズガニになります↓   どうでしょうか。全く見た目も違うカニです。 そして先日、モクズショイが脱皮をしました。 どうでしょう。真っ白です。   モクズショイは海藻や生物片などを採取し、身に着け擬装(カモフラージュ)をする習性があります。 和名も「藻屑背負い」が元となっているようです。   ただ、脱皮は古い甲羅を脱ぎ捨ててしまうため、せっかく集めた擬装グッズも無くなり、すっきりとした見た目になってしまいます。     では、モクズショイはどのようにして海藻などを身に着けているのでしょうか。 こちらの抜け殻を拡大してみます。   ↓拡大↓   無数の細かい毛が見えるでしょうか。 矢印で指している毛は鉤状剛毛と呼ばれるもので先端が湾曲しており、海藻などを絡めて付着させやすい構造になっています。 色々なものを付着させているのも納得です。     また、モクズショイには鉤状剛毛とは別に「単純剛毛」という毛もあり、この毛は先端が湾曲しておらず、海藻などを付着させることには向かない形態になっています。     では、「単純剛毛」は何のためにあるのか? 触覚的な感覚器官としての機能があるとされていますが、まだ完全に解明されてはいないようです。 解き明かされる日が待ち遠しいです。     ちなみに単純剛毛は成長段階や性別などによっては生えていない場合もあります。 今回脱皮した個体には単純剛毛は確認できませんでした。   現在の脱皮した個体は、時間が経っていることもあり、モクズショイらしい見た目になりつつありますが、まだ脱皮直後の名残があります。   なかなか見る事ができないタイミングですので、気になる方はぜひ『カニカーニバル』へお越しください。
マメコブシガニの展示を開始しました
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マメコブシガニの展示を開始しました

開催中の企画展にて新しく展示を開始しましたカニのご紹介です。 当館の飼育コラムとしては、恐らくこれが初登場ではないでしょうか。 ご紹介するのは、こちらの「マメコブシガニ」です!   主に干潟に生息しているカニなので、潮干狩りに行った際にもしかしたら会ったことがあるかもしれません。   基本的に、干潟にいるカニたちは警戒心が強めで、人の気配を察知すると、一瞬で砂や石の下にシュッと隠れてしまいます。 ところが、このマメコブシガニは少し違います。 干潮時に観察してみると、波打ち際や水たまりを割と堂々と徘徊しているのです。 しかも、捕まえようとして触っても急いで逃げる素振りは見せず、その場で石のようにカチッと硬直します。カニなのに隠れない?逃げない?となんとも変わっているように感じます。     さらに変わっている点があります。 カニといえば「横歩き」がおなじみですが、マメコブシガニはなんと「縦歩き」をすることができます!そのユニークな歩き方は、見ていて飽きません。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/06/0611_3.mp4"][/video]     また砂に潜る性質があるのですが、   その時の呼吸方法が、あのカラッパと似ています。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/06/0611_4.mp4"][/video]   カラッパほど大きくないので派手さはありませんが、砂にしっかり潜って姿を隠している時でも、このミニ噴水を見つければどこにいるか分かります。ぜひ水面にも注目して観察してみてくださいね。   他にもなかなかクセが強く愛嬌たっぷりのカニのお話がたまっていますので、少しずつ紹介していきます。お楽しみに!
脱皮は欠かせない
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脱皮は欠かせない

みなさま、こんにちは!   現在、アクア・トトでは春の企画展『カニカーニバル』を開催中です!! 今回のネタはカニには欠かせない…脱皮です!     それではこちらの写真をご覧ください。 丸いフォルムが目立ち、特異なハサミを持っているマルソデカラッパです。     カニカーニバルの準備時、生体を展示水槽に移そう!となり、バックヤードのマルソデカラッパを見てみると、なんと脱皮の真っ最中でした!   その時の私の心境は「脱皮か…無事に終わってくれ」と願う気持ちでいっぱいでした。実は、カニを含む甲殻類にとって成長に必要な脱皮は、失敗すると命の危険があるのです。 時折、脱皮中に力尽きてしまったのか、古い殻を脱げないまま…なんてこともあります。     そのため、マルソデカラッパの移動は後に回し、他の生体の移動に取り掛かりました。約20分後に脱皮は順調かな~とマルソデカラッパを見るとすでに脱皮を終えていました。驚きの速さです。     とりあえず、無事に脱皮が終わりホッとしました。 そして、気になるのが脱皮後はどれくらい大きくなるのだろう?ということです。 企画展の解説でも触れていますが、脱皮後は数%~20%以上大きくなると言われています。     今回は、頭胸甲(いわゆる甲羅)の幅を計測して比較しました。 定規の当て方が下手で申し訳ありませんが、目盛りを見てみると ・脱皮前 約9.8cm ・脱皮後 約12cm その差、2.2cm!およそ22%も大きくなりました!! 正直、「脱皮って、こんなに大きくなるのか!」と驚きました。     ちなみにカニなどの甲殻類では、甲羅と同様にキチン質でできた前腸や後腸、鰓の外側のクチクラ層も脱皮時に剥がれ、抜け殻の中にそれらが薄い膜として残ることがあります。   展示水槽の抜け殻は、基本的にスタッフが回収しますが、もし水槽内に抜け殻を発見したら目を凝らして見てください。   それでは、みなさま! カニのお祭り『カニカーニバル』でお待ちしております!! ぜひ、お越しくださいませ。
忙しそうな干潟のカニたちをのぞく
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忙しそうな干潟のカニたちをのぞく

企画展『カニカーニバル』が開幕してから早いもので1ヶ月ほどが経ちましたがご覧いただけましたでしょうか。   干潟のカニたちが展示開始直後は、せっせと作った巣穴に引きこもりがちでした。しかし、環境に慣れてきた最近では、展示水槽のあちらこちらで活発に活動する姿が見られるようになっています。 チゴガニやヤマトオサガニの食事は忙しそうで、砂の中からハサミを器用に使って、休むことなく口元へ運ぶ忙しそうな動きは、まるで早送りの映像を見ているかのようで、見入ってしまいます。 [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2026/05/20260517_1.mp4"][/video]     ヤマトオサガニが水中で食事をする際に、周りのものをかき集めるような独特のハサミの動きをするので、その姿をぜひ動画に収めたいのですが、カメラを構えるとピタッと動きを止めてしまう・・・ 撮影できたらSNSで紹介したいと思います。     さて、野生下では非常に警戒心が強く、姿が見えると一斉に巣穴に隠れてしまいます。野生下でじっくり観察するには、気づかれないよう石のように固まって待つ我慢が必要ですが、展示水槽なら至近距離で行動を観察できます。     また、干潟のカニたちは、河川や海の生態系で非常に重要な役割があります。 主に上流や海から運ばれてきた微細な有機物を食べています。食べることで、河口の環境における浄化装置としての機能の一部を担い、さらにせっせと巣穴を掘ることで、本来なら酸素が届きにくい砂や泥の深い層まで空気が送り込まれます。これにより堆積物の分解が助けられ、干潟の環境が保たれます。 忙しそうなカニたちの動きは、実は豊かな水辺を維持するために重要でもあるのです。     今後はチゴガニやヤマトオサガニが左右のハサミを一斉に振り上げる「ウェービング」という行動も見られないか楽しみにのぞいていきます。 カニたちが作り出す小さなボコボコとした巣穴の跡や、砂粒を丸めたごはんの跡など、水槽の隅に残された跡にも注目してみてくださいね。
カニカーニバル始まりました!
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カニカーニバル始まりました!

始まりました!春の企画展『カニカーニバル』 今回の主役は、あのカニです。     みなさん、カニと言えば、どんな姿を思い浮かべますか?「茹でたら赤くなる」「横に歩く」「ハサミに挟まれたら痛そう」・・・たしかにそれもカニなのですが、実はひとくくりにできないほど多種多様です。   また、「カニ=海の生き物」という印象が強いかもしれませんが、海以外にも川や森でくらすもの、海と川を行き来しながら一生を過ごすものなど様々な環境で暮らしています。カニカーニバルでは、そんなカニたちを一堂に集めたまさにカニのお祭り。   会場では、楽しんで学べる体験ができる「カニカニクイズ」やカニを取り巻く環境の現状についても、映像や解説パネルでじっくり紹介しています。     まず見ていただきたいのが、世界最大級のカニ、タカアシガニです。ぜひ間近で迫力のある大きさを体感してください。     身近なカニといえば、サワガニですよね。 実は地域によって体色が全然違うってご存知でしたか?   最新の研究では、日本のサワガニは5つの集団に分かれることが知られており、企画展では様々な方からご協力をいただき、そのうち4つの集団を展示しています! ぜひ見比べてみてくださいね。     そして最後になりますが、私の個人的な楽しみ方。 カニの姿を近くでじーっと観察していると、「なぜこんな形なんだろう?」とハサミや甲羅が不思議でユニークだなあと思いますが、特に「眼」のあたりに注目です!     干潟に生息するチゴガニですが、この突き出た眼、アップで見るとまるで潜望鏡みたいで、なんだか愛嬌がありますよね。この眼で周囲をしっかり警戒しながら、干潟で暮らす姿は見ていて飽きません。 他のカニたちもそれぞれ全く違った姿や形をしていますので、注目してもらえる嬉しいです。 これから少しずつ、展示しているカニたちを紹介していきますので、どうぞお楽しみに。 開催期間:2026年4月18日(土)~7月12日(日)
ハゼ展イベント「わたしのハゼパラダイス図鑑」開催中!
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ハゼ展イベント「わたしのハゼパラダイス図鑑」開催中!

みなさまこんにちは。展示飼育部の山下です。 企画展『ハゼパラダイス』は楽しんでいただけていますでしょうか?     今回のコラムはハゼパラのイベントに関するご案内です。 現在、わたしのハゼパラダイス図鑑というイベントを開催しております。   ハゼの仲間は非常に種数が多く、企画展のみでは本当にわずかな種類のハゼしかご紹介できません。   そこで、みなさまのおすすめのハゼをイベントのハッシュタグ、「#わたしのハゼパラダイス図鑑」をつけてSNS(X:旧twitterもしくはInstagram)に投稿していただく、というものです。 投稿していただいたものの一部はプリントアウトし、企画展ブースの最後にてファイリングし、お客様にご覧いただけるようにいたします。 現在までに応募いただいたものの一部は既にファイリングしております。     また、応募していただいた方の中から抽選で10名様にハゼグッズをプレゼントいたします。 ハゼ手ぬぐいと… ハゼマルチクロスです。 どちらも非常によいハゼグッズですね。 私は販売が始まった際に即購入しております。     応募の際はご自身で撮影した写真(過去に撮影したものでも問題ございません。)と、ハゼの名前、ハゼの一言コメントに、ハッシュタグ「#わたしのハゼパラダイス図鑑」を付けて投稿してください。 いくつか注意点もございますので、詳しいイベントの内容は当館のホームページをご覧ください。     現在は約35本の投稿がある状態です。 今の状態だと3.5人に1人の確率で当選するわけですね。 かなり当選しやすい状況かと思います。 応募期間は今月末、2026年の3月31日までとなっております。 まだまだたくさんの投稿をお待ちしております!   今回のコラムはこのあたりで終了とさせていただきます。 また次のコラムでお会いしましょう!
2月3日は節分の日!
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2月3日は節分の日!

みなさま、こんにちは。 毎週のように寒波がやってきていますね。 体調管理に気をつけてくださいね。     昨日2月3日は節分でした。 アクア・トト ぎふでは、先月からエントランスにてニホンウナギの恵方巻を展示しています。   こちら↓     節分の日には、豆をまいて鬼を払い、歳の数だけ豆を食べて無病息災を祈る慣習があります。 近年では、その年の良い方角(恵方)に向いて、恵方巻(太い巻き寿司)を食べる文化が全国的に広まってきています。   恵方巻を食べる風習の発祥は定かではありませんが、大阪が発祥といわれています。 大阪出身の私としては、ぜひ岐阜でも恵方巻を広めよう!ということで実は3年前にもエントランスの水槽に恵方巻を展示しました。 このときは、ファイヤースパイニィイールというトゲウナギの仲間を展示しました。     今回は、この3年前のものよりもクオリティーの高い恵方巻を作ろう!ということを目標に、営業企画部のスタッフとともに、打ち合わせを行ってきました。 担当の私だけでは、なかなか妙案が思いつかず、他の展示飼育部のスタッフにアドバイスをもらったり、試作品を見てもらい意見をもらったりとして完成したのは、展示開始する1週間前とギリギリでした。     恵方巻はこちら↓   3年前に比べて、よりリアルな具材たち!どうでしょう! 具材はフェルトで作ったきゅうり、たまご、カニカマ、かんぴょうです。お米は食品サンプルの米粒で再現して、海苔は寒冷紗で表現しました。   しかも、こちらの恵方巻は、今年の恵方である南南東(実は3年前も南南東!)を向いて設置しています。   ニホンウナギは、石の隙間などに身を隠す習性があるため、恵方巻の中に入る姿や顔を出す姿が観察できるようになっています。   ぜひ、アクア・トト ぎふに遊びに来てご覧になってくださいね! 2月8日(日)まで展示しています。
ハゼとは…何か
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ハゼとは…何か

みなさまこんにちは。展示飼育部の山下です。 今回のコラムは2025年度冬季企画展『ハゼパラダイス』、通称ハゼパラの内容に関してです。   ハゼパラ、テーマはもちろんハゼなわけですが、果たしてハゼとはどのような魚のことを言うのか、という話をしていきます。     ハゼパラでは「ハゼとは条鰭綱ハゼ目のグループにふくまれる魚のことをいう」としています。条鰭綱とは動物界脊椎動物門の下位分類の1つのことで、いわゆる魚類の約95%がふくまれます。さらにその中にふくまれるハゼ目というグループに属する生き物を「ハゼ」と呼ぶ、としています。   図の黄色い部分です。     さらに今回は、Near & Thacker, 2024 という論文によって示されている分類体系に従い、ハゼ目の中には12の科がふくまれる、としています。   それぞれの科とは   コモリウオ科   テンジクダイ科   ベラギンポ科   ツバサハゼ科   ドンコ科   ミリエリンガ科   カワアナゴ科   ヤナギハゼ科   ノコギリハゼ科   オクスデルクス科     ハゼ科   タラッセレオトリス科 です。   なにやらいっぱいいてよくわからないと思いますが、それぞれの科については後日また別のコラムで解説しようと思います。   ひとまずはこんなグループがハゼ目にはいるんやなぁ、くらいの認識を持っていただければと思います。   まとめるとこんな感じです。 動物界脊椎動物門条鰭綱ハゼ目にふくまれる魚を「ハゼ」と呼び、さらにハゼ目の中には12の科(さらに小さなグループ)がある、ということです。     ただし、人によって支持する分類体系は異なり、ハゼと呼ぶ対象が異なることがあります。 例えばこちらの魚 マハゼです。   さらにこちら ヨロイボウズハゼという魚です。   おそらく最近のハゼに関する図鑑や文献などでは、これらの種類はハゼとして扱われているのではないかと思います。いわゆるハゼ“らしい”見た目をしたハゼですね。     それに対してこちら イラストではありますが、こちらはコモリウオ科の1種を描いたものです。 初見でこの魚を見て、ハゼと思う人はほぼないのではないかと思います。   また、この種をハゼとして紹介している図鑑や文献も少ないと思います。 というのも、こちらのコモリウオ科は遺伝解析の結果、比較的近年になってからハゼの仲間として扱われるようになったグループだからです。   このような、見た目はぜんぜんハゼらしくないけれど、遺伝解析の結果ハゼの仲間と考えられるようなグループは、人によってはハゼにふくまない方が良いのではないか、という人と、ハゼにふくんでもいいのでは、という人もいるのです。     ハゼをテーマとした企画展をするにあたり、何をハゼとするのか、ということは決めなければいけませんでした。悩みに悩んだ末に、やはり最新の分類体系を採用しようと思いました。それが本コラムでご紹介した分類体系です。 ハゼというのも複雑なんだなぁ…と思っていただけると嬉しく思います。     なかなか難しい話となってしまいましたが、ハゼとは何か、というコラムでした。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 今後は展示種についてちまちまとコラムを作成していくので、楽しみにお待ちいただければと思います。   それではまた次のコラムでお会いしましょう!
ネコギギのこどもたち
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ネコギギのこどもたち

こんにちは。気づけば2025年も、あと少しですね。 へび年から、うま年へと移り変わります。 さて、今年を締めくくるトピック展示では、十二支に選ばれなかった「ねこ」さんに登場してもらうことにしました。     アクア・トトで「ねこ」さんといえば…、ネコギギです。     ネコギギは、岐阜県・愛知県・三重県にしか分布していない、小型のナマズの仲間です。 河川改修などの影響で、すめる環境が減り、個体数も少なくなってしまいました。 そのため、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧ⅠB類に選定され、国の天然記念物にも指定されています。     当館では、いなべ市教育委員会が取り組む「員弁川水系ネコギギ保護増殖事業」に協力しています。   この夏、バックヤードで飼育している親個体の繁殖に成功し、そのこどもたちが元気に育っています。     【お腹の大きなメス】 いよいよ、オスと同居させます。     【産みつけられた卵】 粘着性があり、石などにくっつきます。     [video width="1920" height="1080" mp4="https://aquatotto.com/wp-content/uploads/2025/12/20251227_0.mp4"][/video] 【ふ化して1週間後】 この頃は、オタマジャクシのような姿をしています。     【それから4か月後】 現在では大きさが3~4cmほどになり、からだの模様もはっきりして、とてもきれいです。     展示は2026年の2月2日までの予定ですので、ぜひ成長の様子を見にきてくださいね。
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本日の開館時間

9:30-17:00

最終入館 16:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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