おもしろ飼育コラム

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ハマガニとアシハラガニ

  • 堀江真

こんにちは。涼しくなりましたね。

そして、今年も残すところあと3ヵ月。びっくりです。

 

現在、開催中の企画展「ココがちがうんです!~生き物の見分けは難しい!?~」はご覧いただけましたでしょうか?

今日は、企画展で紹介しているのとは、またべつの2種のカニの見分けかた(と、そのかっこよさ)をご紹介します。

 

こちらは河口のヨシ原にすむカニ、左:アシハラガニ 右:ハマガニ です。

 

 

アシハラガニは、河口にいけばたいてい出会う身近なカニです。

 

行くところに行けばめちゃくちゃたくさんいます。

色はブルーグレーで甲は四角く幅3.5cmぐらいです。

 

対するハマガニは、甲に丸みがあり、前縁はオレンジ色に縁取られます。

アシハラガニよりも大きくなり甲幅5cmぐらいです。

そして、ハサミあしはきれいな紫色をしています。

 

大型の個体であれば、色や大きさで違いが分かりやすいですが、

小型・中型だとなかなか見分けるのは難しそう…。

 

そんな時、見分けるポイントとなるのは、眼の下にあるつぶつぶです。

こちらハマガニのオス ↓

 

メスも同じようなかんじのつぶつぶ具合です。

 

そして、こちらがアシハラガニのオス ↓

 

いかがでしょう?つぶつぶの数が全然違います。

これさえ知っていれば簡単に見分けられます。

 

ちなみにアシハラガニのメスは、さらにつぶつぶがいっぱい。

 

 

以前から、アシハラガニは「河口の生き物」水槽で展示していましたが、

なんと!この度ハマガニも、同じ「河口の生き物」水槽に仲間入りを果たしましたvi  iv

 

いかがでしょう?このいかにも強そうな風貌。

 

同じ水槽にいる、トビハゼやアシハラガニを、この大きいハサミあしで捕まえて食べちゃうんじゃないの!?って心配になります。でも、意外なことに、ハマガニはヨシなどの植物をおもに食べるんだそう。だから大丈夫なんです。

でもやっぱりひょっとしたら…ってこともありますので、現在の展示は1匹のみにして様子を見ています。

 

穴に潜ったりして見えない時間もあるとは思いますが、ぜひぜひ探してみてくださいね。存在感ありますよー!

 

 

 

本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

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