- イベント
- 企画展・特別展示
もしもマムシに咬まれたら…?
- 田上
企画展『毒の館へようこそ~博士と学ぶ毒生物~』の開催期間も早いもので、残り1か月となりました。
今回の企画展の個人的目玉というか、これは外せないよね、という2種がこちら。


ニホンマムシとヤマカガシです。
どちらも岐阜県内では、普通に見られるヘビですが、ご存知のとおり毒ヘビです。
ヤマカガシの毒牙は口の後方にあり、深く咬まれないと毒が体内に入らないこともありますが、毒性は強く人間の死亡例もあります。
昨年は岐阜県内でもヤマカガシ咬傷の重症例が発生しています。
ニホンマムシはヤマカガシよりも被害が多く、岐阜県内でも毎年咬傷被害が発生しています。
山の中だけではなく、水田近くでも多くみられ、農作業時に咬まれることが多いようです。
ニホンマムシがいることに気が付かずに、近くに手を置いてしまったことや、後輩と一緒にカエル観察に行った際に、かがんだ状態でカエルを夢中で写真撮影している後輩のお尻の下にニホンマムシが鎮座していたなど、ヒヤッとした経験がたくさんあります。
では、実際に咬まれたらどうなるのか、どのように対処すればよいのか。
このような情報を少しでも知っておくだけで、いざという時に役にたつはずです。
ということで、イベントを開催することになりました。
その名も、
実際にニホンマムシに咬まれて大変な目にあわれた方や、治療にあたったことのある医師の方に、その経験などについてお話ししていただきます。
参加費は無料ですので、ぜひご参加ください!
私はどちらかといえば、非常にどんくさい人間で、これまで多くの生物に咬まれています。
ハイギョ、エメラルドツリーボア、ミンダナオミズオオトカゲ、トッケイ、オオアナコンダ、カリフォルニアアシカ…などなど枚挙にいとまがありません。お恥ずかしい…。
とにかく、今回の企画展では、この2種にだけは絶対に咬まれないように、細心の注意を払っております。

もしも、自分にこの毒牙が刺さることを想像すると…恐ろしや。
イベントは11/22(土)です。
当日、私が咬まれた話をしていたら、「そういうことなんだな」とお察しください。