- アマゾンの生き物
アマゾンの巨大魚、いざ展示へ!!
- 吉本
皆様、こんにちは。
暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は、日焼けですっかり黒くなりました。肌がヒリヒリします。
皆様は日焼け対策してくださいね。
さてさて、今回はバックヤードで数年かけて育成していた、アマゾン川に生息する2種類の巨大魚(まだ小さいですが…)が展示デビューしたので、その紹介です。
それでは、気になる魚の種類はこちら。

きっと皆さまご存じですよね。
そう。ピラルクーです。今回展示水槽へと移動した個体は、全長約1mでまだまだ成長が期待できる個体です。当館でも2mほどのピラルクーを展示しています。
そして、2種類目がこちらです。
ナマズの仲間、ピライーバです。この個体も全長約1mです。生息地であるアマゾン川では、3m近いピライーバも確認されています。
2種類とも当館に来たときは小さかったのですが、何年も手塩に掛け育て、ようやく展示デビューできました。
当館のバックヤードにはたくさんの予備水槽があります。その予備水槽の役割の一つが育成です。たとえ、同種同士でも大きさが違うと小さな個体が食べられてしまうことがあります。野生のピライーバに関しては、胃の中からサルが出てきたこともあるとか…
そのため、一緒の水槽で泳いでも大丈夫なサイズまで大きく育成する必要があります。
それでは、どのようにして展示水槽へ運んだのかを紹介いたします。
ピラルクーもピライーバも、手順としては、予備水槽で捕獲→運搬道具へ移す→2人がかりで展示水槽へ移動といった内容です。
ただ、魚を移動するのに夢中だったあまり、移動風景の写真が用意できませんでした。
そこで移動に使用した道具を紹介いたします。
数ある道具のなかでも要になるものがこちらです。

この道具の呼び名は色々ありますが、当館では担架と呼んでいます。
こちらの担架は、魚を水と一緒に運ぶことができる画期的な道具です。魚の種類にもよりますが、タモ網などで長い間、網と魚の体表が触れていると擦れて魚が傷を負ってしまうことがあります。その為、デリケートな魚には担架を使い、安全に運ぶようにしています。
そして、もう一つ大活躍した道具が……袋です。

この袋は、魚を酸素パッキングする時に使うものですが、これがピライーバを移動する際に活躍しました。ピライーバには鱗が無いため、傷を負いやすいのです。そのため、小さな水槽から担架に移す際に袋を網代わりにして使いました。
ただ、ピライーバはとても力が強く、過去には袋の中で魚が動いた時に袋が破れてしまったことがあります。
今回はその反省を活かし、丈夫なパッキング袋を2枚重ねにして挑みました。その甲斐あってか、破れることなく無事に水槽へと移すことができました。ほっとしております。
現在、展示水槽にピラルクーが5匹、ピライーバが2匹になりました。
アマゾン水槽にいる魚の中ではまだまだ小さいので、今回移動した個体はすぐに見つかるかと思います。ただ、これからはぐんぐんと大きくなるので、成長する様子をお楽しみください。
みなさまのご来館を心よりお待ちしております。