- アクア・トトの生き物
主役は誰だ
- 野口
当館には様々な生き物の水槽があります。
圧倒的に魚の水槽が多いですが、そのなかにカニをメインとした水槽があります。
カニといえば、海のカニを想像することが多いですが、川にもカニはいます。
サワガニやモクズガニなどが有名ですが、
この水槽で展示しているのは、
ベンケイガニやクロベンケイガニというカニの仲間です。
このたび、このカニたちが入っている水槽をリニューアルしました。
以前の水槽は上の写真のような感じでした。
この状態から、水を抜きながら、泥や砂や生物を取り除いていきました。
ここまで大がかりな作業になると、
水槽の中の汚れもしっかりと掃除できます。
中にある擬岩も新しくするために、全部取り除きました。
何もない状態にしてから、新しい擬岩を設置するために、
数日間「調整中」という札を張らせていただいておりました。
もしかしたら、ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんね。
完成が待ち遠しかったかと思います。
中の擬岩の設置が終わってから、再び泥や砂や生物を戻していきました。
以前のものと比べると、カニ穴があったり、植生が充実しました。
さらには、生物もよく見えるようになりました。
テナガエビは改修前からいましたが、
前のほうにでてきて、よく観察できるようになりました。
また、以前はいなかったマハゼも新しく入りました。
新しくなった水槽の雰囲気、中にいる生物をみると、
まさに長良川の下流域を思い出させるような水槽になりました。
カニの水槽ですけど、テナガエビもいい!マハゼもいい!
ということで、これはうれしい誤算ですかね。
当直時に夜見回りしていると、また違った様子をみることができたりします。
お世辞抜きでこの水槽いいですよ。
新しくなったこの水槽をぜひ見に来てください。
そして、見れば見るほど色々な発見があってハマること間違いないです。