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かじる魚
- 廣瀬
こんにちは。
11月も下旬になりすっかり寒くなってきましたが、
風邪などひかれていないでしょうか?
さて、今日は水族館の「水槽」にまつわる困ったお話を少し。
よく、お客様から「大きな水槽はどうやってできているの?」
と聞かれることがあります。
アクア・トト ぎふにはいくつかの大きな水槽があるのですが、
その観覧面は透明のアクリル板をはめてでできていて
コーキング剤という接着剤で壁や床に固定されています。
実は、そのコーキング剤をかじっている魚たちがいるのです。
例えば、ナイルパーチなどがいる「コンゴ川下流の魚」水槽の左側。

それがアロワナなどがいる「アマゾン川の魚Ⅰ」水槽や
3階の最後の展示「河口の魚」水槽です。
写真左の水槽下層、コーキング部分が
ところどころ丸く削れているのが見えますでしょうか。
あまり影響ないのでは!?と思いそうですが、
ひどくなると水槽から漏水する可能性も出てくるので、
補修していかなくてはなりません。
ところで、どんな魚がかじっていているのかというと...
「アマゾン川の魚Ⅰ」水槽ではレポリヌスの仲間や、
「河口の魚」水槽では新しく入れたアイゴがかじっています。
アイゴについては、植物質のエサが不足している可能性もあるので
夜間にレタスを与えたりしています。
その効果もあって、
少しはコーキング部分をかじることが減ってきたようです。
今後は、削られてしまったコーキング部分の補修をしていく予定です。
また変化がありましたら、次回報告していきます。