- 日本の淡水魚
カワヨシノボリの繁殖
- 野口
みなさん、こんにちは。
これまでに何度か紹介させていただいたヨシノボリの仲間について、
またまたご紹介させていただきます。
今回はカワヨシノボリについて。
以前のブログで、採集で捕まえてきたヨシノボリの仲間を同定する話をしました。
そこからのさらなる発展として、繁殖に挑戦してみました。
カワヨシノボリと同定したものを、
このような小さな水槽にオスとメスのペアでいれます。
卵を産みつけやすいようなものとして、
塩ビ管を写真のようなトンネル型に加工して沈めております。
入れた時点で、オスはきれいな婚姻色がでており、
メスもお腹が大きかったので、今回は簡単に繁殖させることができました。
しばらくしてから覗いてみると・・・
はい、見事に成功しました。
そこから、卵のついた塩ビ管を回収し、
このように卵のそばでエアレーションをおこない、孵化させていきました。
親が卵の世話をしたりするので、それに近いようなイメージとして、
常に新鮮な水が卵に流れるようなイメージです。
順調に発生がすすみ孵化した稚魚がこちらです。
生まれたときから、底のほうを動き回る様子が観察できました。
卵の大きさ、生まれた時のサイズなどは
同じヨシノボリの仲間でも種類によって異なります。
同じヨシノボリの仲間のトウカイヨシノボリ。
この種類は、卵も小さく、孵化後のサイズも小さいです。
そのため、なかなか口に合うサイズの餌を用意して
食べさせることが難しいです。
当面は、ここが自分の課題なんですよね。
もともとはタナゴ類やシマドジョウ類好きの人なのに、
最近ヨシノボリ類のネタばっか。
決して忘れたわけではありません。
こちらもまた随時アップしていきますので、よろしくお願いします。