おもしろ飼育コラム

  • 日本の淡水魚

冬こそ採集

  • 野口

毎日寒い日が続き、家の中で過ごす時間が多くなりますが、

そんな時こそ外に出て採集です。

これだけ寒いと水も冷たく、

川に行っても生命反応はないように思います。 

2016.1.30-1.jpg

 

しかし、川に入って魚を探してみると、やっぱりいるんですよね。

水温が高い夏は色々な場所に散っている魚が、水温が低い冬は

 少しでも周りより水温が高い場所に集まっていることがあります。

ということで、今回は冬の河口の様子とその魚たちを少しだけご紹介します。


数日前に雪が降ったこともあり、普段よりも水温が下がっていましたが、

ワンド状になっているところは、落ち葉などが堆積し、

水温が少しだけ高くなっていました。 

2016.1.30-2.jpg

 

本川ではほとんど採れませんでしたが、

このワンドではしっかりと採集を楽しむことができました。


2016.1.30-3-(2).jpgビリンゴ(Gymnogobius breunigii)




2016.1.30-4-(2).jpgシモフリシマハゼ(Tridentiger bifasciatus)

 

2016.1.30-5-(2).jpgアベハゼ(Mugilogobius abei)



2016.1.30-6-(2).jpgウロハゼ(Glossogobius olivaceus)

 

 

などなど、ハゼの仲間を見つけることができました。

また、違う日、違う時間帯、違う季節にいけば、

他の魚と出会うことができるでしょう。


春夏秋冬、いろいろな変化を実際に目で見たり、

体で感じたりした経験を

水族館の展示や飼育に活かすことができるので、

フィールドに行くことはやっぱり大切ですよね。

 


 



 

 

本日の開館時間

9:30-18:00

最終入館 17:00

世界淡水魚園水族館 アクア・トト ぎふ

〒501-6021 岐阜県各務原市川島笠田町1453

TEL 0586-89-8200 FAX 0586-89-8201

2回分の料金で何度でも楽しめる!

年間パスポート
のご案内