目指せ金メダル!黄金ナマズが応援
2016.08.15 (月)
日本の裏側で行われているスポーツの祭典を盛り上げよう!!
ということで、今回のテーマ水槽は、
金、銀、銅のメダルの色にちなんだ魚を展示しています。
金色は、縁起が良いとのことから
毎年のように正月に展示している黄金色のナマズ(アルビノ個体)。
当館に何度も足を運んでいただいているお客様は
ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
銀色は、アロワナなどを展示している水槽に群れているパクー。
「パクー」というのは、特定の生物種を指すのではなく、
当館でも飼育しているメチニスやミロソマなどを総称した呼び名です。
銅色は、昨年の企画展「アフリカ進化の湖」でマラウィ湖に生息する
シクリッドとして展示した、イオドトロフェウス・スプレンゲリー。
鉄さび色のシクリッドという意味で別名「rusty cichlid(ラスティ シクリッド)」
とも呼ばれています。
下の写真を観てください、銅色に輝く体色を!!
私としては、これまであまり注目していなかったのですが、
今回体色に着目してみるとシブめのかっこよさに日に日に惹かれてきました!!
(他の別名では「ラベンダーシクリッド」とも呼ばれるように、体色には青紫色の部分も、、、)
黄金ナマズとイオドトロフェウス・スプレンゲリーについては
バックヤードに控えていましたが、今回の展示のために登場しました。
パクーはアロワナたちが泳ぐ水槽に常設展示しているので、
捕まえて今回の水槽に移すことになりました。
...この作業が困難を極めました。。
閉館後、飼育スタッフが2名がかりでアマゾン水槽に潜り
捕獲作業開始です。
魚たちを傷つけぬよう、一発で捕まえる作戦を立てるも
失敗に次ぐ失敗で逃げられ続ける中、
1時間ほどの格闘でやっと狙いのパクー3尾を捕まえることができました。
その作業中、水槽内で捕獲作業をしていたスタッフではなく、
陸上で様子を見守っていただけのスタッフが
負傷するという謎のアクシデントに陥るも、
魚たちをなんとか無事に展示することができました。
黄金ナマズは展示開始数日間は泳ぎ回っていましたが、
現在は中央の筒の中で落ち着いて過ごすようになり、
思い描いていた状態になってきました。
イオドトロフェウス・スプレンゲリーの銅色のシブいかっこよさは
写真ではどうしても伝わらないので、
ぜひご自身の目で確かめにいらしてください。
テーマ水槽「目指せ金メダル! 黄金ナマズが応援!」は
9月4日(日)までの展示となります。
そしてみなさんも暑い夏をもっと熱くさせるような
気合いのこもった応援をしましょう!!