カワムツの作戦
2020.07.19 (日)
エント
営業再開からしばらくの間、ふれあい水槽のエサやり体験はお休み。
その間、魚たちのエサは、スタッフが毎朝開館前に与えていました。
私はエサやりの前に水槽の掃除をしているのですが、掃除道具を水槽に入れてごしごししていると、手にカワムツが当たることが何度もありました。
最初はうっかりぶつけてしまったのかと思い、
「ごめん、当たっちゃった?大丈夫?」
と気を付けていたのですが、繰り返しぶつかってきます。
そもそもカワムツは泳ぎが遅いわけではなく、人間の手の動きを避けることなど朝飯前です。
よく見てみると、カワムツはわざと私の手をつついているようでした。
これは・・・エサくれって言ってるのかな?
更に観察を続けると、どうやらいつも同じ1匹の個体が寄って来ているみたいです。
以前はこんなことは一度もありませんでした。掃除のとき魚は遠くに逃げてしまい、こちらに近づいてこなかったのに。
エサやりをするとき、体の大きなウグイが優先的にエサを取り、小さなカワムツたちはその合間を縫ってこぼれたエサを拾っています。
掃除のときウグイは近寄ってきませんので、このカワムツは「ウグイのいないところでゆっくりエサをもらいたい!」と思っているのかもしれませんね。
それにしても、私の手にくるくるまとわりついてくるカワムツは可愛いです。
ので、掃除のときはエサを少し持って行って、ウグイに見つからないよう、こっそり手渡しであげています。カワムツの作戦勝ちですね。
カテゴリー 日本の淡水魚
キーワード
エント