うきうき♪ウキゴリ
2017.05.17 (水)
こんにちは。
ゴールデンウィーク期間中はたくさんの方にご来館いただきまして、
ありがとうございました。
わたしはというと、ゴールデンウィーク期間中は
たくさんの稚魚を育てていました。
こんなかんじです。これでもフ化した稚魚のごく一部で、
他の水槽にも大量にいます。
この稚魚たちは、ウキゴリの稚魚で、
3F「長良川上流から中流の生き物」の展示槽内で繁殖したものです。
3月の中旬ごろから、婚姻色にそまったメスが、
オスにたびたびアピールしているのに気づきました。
なんとか卵を産んでくれないか。
なんとかその卵を回収できないか。
と、思い悩む日々を送っていましたが、
ついにその日はやってきました!
4月17日、掃除のついでに石をひっくり返すと、
宝石のような卵がびっしりと産みつけられていたのです!
すでに、かなり発生が進んでいて、目もできています。
ここまで育つのに10日以上経過していると思われ、
その間、オスがしっかり保護していたのでしょう。
ウキゴリの卵を拡大してみるとこんな感じです↓
この写真の卵は、3月にバックヤードで繁殖させようと試みた際、
産んでくれたものですが、残念ながら受精していなかったようで、
このままカビました…。
その失敗もあって、展示槽で卵を回収したときはとてもうれしかったです。
4月20日にフ化が始まり、
翌、21日には何千匹もの稚魚がただよっていました。
フ化後1日目に撮影した稚魚の写真です。
顔でかい(笑)
あいかわらず、ハゼのなかまの稚魚はぶさいくだなあ。
全長は5mmほどでした。
数日後には、各ヒレができ、魚らしくなってきました。
黒い斑点模様もできています。
ここまで育てば少し安心できます。
というわけで、親のいる水槽に小さな水槽をくっつけて
「ウキゴリの稚魚の展示」を始めました。
今は茶柱のような感じですが、すぐに大きくなりそうです。
まさに今しか見れません。
フェイスブックやツイッターで動画を紹介させていただいていますが、
ぜひ足を運んで「生ウキゴリの稚魚」も見に来てくださいね。