びくびくちゃん と のびのび君
2021.02.12 (金)
堀江真
こんにちは。
現在開催中の企画展「トゲめくエイ」、ご覧になってくださった方ありがとうございます。
開始当初は砂にもぐって、用心深そうにしていたエイたちも、
すっかり環境に慣れ、今ではほとんどの個体が砂にもぐらず、
堂々と姿を見せてくれています。
ただ、困ったことに、フラワータイガー(メス)はいつも砂の中。
常にこんな感じ。
エサを食べる時もこんな感じ。
これはこれで、エイらしくて魅力的なんですけど、
きれいな花柄模様もぜひお客様に見ていただきたい…。
「砂をなくしちゃえばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、
水族館で展示する場合、多くのお客様が水槽の前を通られますので、
何かの拍子にエイが驚いてアクリルにぶつかり、傷ついてしまう可能性もあります。
そういうときのために隠れ場所として砂は残しておきたいのです。
そこで、ちょっと迷いましたが、バックヤードに控えているオスとチェンジ🔁してみることにしました。
そしてこれが、今日のフラワータイガーの展示水槽の様子。
エサが待ちきれず、今か今かと泳ぎまわるフラワータイガー(オス)です。
そしてエサの食べ方も堂々!
(以前のメスは、鼻先にそーっとエサをおいてやらないと食べてくれませんでした。
しかも誰も見ていない時にしか食べない!)
ありがとう!オス!
自然界では、用心深くて危険察知能力の高い個体のほうが、有利なのかもしれませんが、水族館では、物怖じせず、のびのび過ごしてくれる個体のほうがありがたいですね。
というわけで、美しい姿をあらわにしたフラワータイガースティングレイと、
その仲間たちに、また会いに来てくださいね。
※公開時、動画に不具合が生じておりました。申し訳ございません。
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