世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育コラム一覧
おもしろ飼育コラム一覧

企画展「極彩蛇頭魚-スネークヘッド-」終了です。ありがとうございました。

2021.11.09 (火)

中野

皆さん、こんにちは。

 

4/17より始まりました企画展「極彩蛇頭魚-スネークヘッド-」は、11/7をもって終了となりました。

 

コロナ禍での開催ではありましたが、多くのお客様にご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

さて、今回テーマにした「スネークヘッド」について最後に少しお話をさせていただたいと思います。

 

スネークヘッドは、日本では雷魚(ライギョ)と呼ばれています。雷魚の名前の方が馴染み深いかもしれません。

名前の由来については、諸説あるようで、台湾での呼び名「雷魚(ライヒー)」(ヒーは魚という意味)や、「雷雨の時に地を這って移動する」や「雷が鳴るまでくわえた獲物を放さない」などさまざまな説があります。

 

 

「地を這って移動する」という行動を、「ありえない!」と思われるかもしれませんが、スネークヘッドは空気呼吸もできるので、水から出たからといってすぐに窒息してしまうということはありません。

 

さらにヘビのような見た目もしていますので陸上でもにょろにょろと移動ができそうです。

*イメージです

 

 

また、スネークヘッドは肉食性で捕食シーンはとても迫力があります。


上の写真の種はスネークヘッドの仲間の最大種「レッドスネークヘッド」です。

この種は、獲物を噛みちぎってしまうほど強靭なあごをもち、後ろから勢いよく捕食します。

そのためレッドスネークヘッドがすむ川岸には、尾側が嚙みちぎられた魚が転がっているそうです…。

 

 

他のスネークヘッドも捕食シーンは派手で、水面を割ってルアーに飛びついてくるので、ゲームフィッシングの対象魚として人気があります。
実際に飼育をしていてもそのような行動が頻繁にみられるので、給餌の際には勢い余って水槽の外へ飛び出したり、餌を持つ手に咬みついたりしないかと注意が必要でした。

 

また、現地では釣りの対象魚としてだけでなく、食用にもされています。日本国内のタイ料理屋さんでもメニューに載っているお店があります。

 

日本にいるライギョも食べることができますが、生食は寄生虫がいるため厳禁です。ご注意ください!

 

最後になりますが、スネークヘッドの全身の写真を撮ろうとしても、どうしてもこっちを向いてしまい正面顔の写真が多くなってしまいます。

観察していても、すーっと寄ってきてしばらくじーっと見つめられて、なんだかこちらが逆に観察されているようです。このように人馴れしやすいのも魅力の一つだと思います。

 

スネークヘッドは特殊な生態を持っていたり、派手な模様をもつものがいたりと、魅力がたくさんで、今回の企画展を担当して私自身、さらにスネークヘッドが好きになりました。

 

ご覧いただいた皆様にも、スネークヘッドの魅力が少しでも伝わっていたらうれしいです。

 

では、次回の企画展もお楽しみに!

 

 

 

記事URLを表示

カテゴリー  企画展・特別展示
キーワード 中野
前のページへ次のページへ
カテゴリ
バックナンバー