北海道で出会ったエゾハナカジカ
2022.09.16 (金)
古田
去る5月下旬、研究者と協力して北海道へ生き物調査へ行って参りました。
調査場所は北海道東部、日程は4泊5日。
飛行機から降り立つと本州で見たことがない、広大な大地が広がっていました。
5月下旬でもまだまだ寒く、昼間でも上着を着て、夜間はネックウォーマー着用という気候…
そんな寒さの中、カヌーで移動したり、
潜って生き物を観察したりと
いろいろ経験できました。
そして岐阜県ではみられない生き物もたくさん見られました。
そこで出会った生き物のうちの1種「エゾハナカジカ」
水族館で展示しているカジカ大卵型とカジカ小卵型に見た目は似ていますが、
このエゾハナカジカは国内では北海道のみに分布する種で、私は見るのも初めてでした。
「これはぜひ『釧路湿原の生き物』水槽のニューフェイスとして展示したい!」
というわけで少しだけ連れて帰ることにしました。
すぐに常設展示する予定でしたが、9月のテーマ水槽を考えているときに
「魚へんに秋で鰍(カジカ)」だし、カジカを展示しよう!
というわけで常設デビューの前にテーマ水槽で皆さまに見ていただくことになりました。
いかがでしょうか?
毎日見やすいところにいてくれて良い感じです。
石のすきまから顔を出す感じや、
ちょっと見上げている感じもかわいらしいです。
今回のテーマ水槽は10月3日までです。
ぜひ見に来てくださいね。
カテゴリー アクア・トトの生き物研究・調査
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