ハマガニとアシハラガニ
2022.10.07 (金)
こんにちは。涼しくなりましたね。
そして、今年も残すところあと3ヵ月。びっくりです。
現在、開催中の企画展「ココがちがうんです!~生き物の見分けは難しい!?~」はご覧いただけましたでしょうか?
今日は、企画展で紹介しているのとは、またべつの2種のカニの見分けかた(と、そのかっこよさ)をご紹介します。
こちらは河口のヨシ原にすむカニ、左:アシハラガニ 右:ハマガニ です。
アシハラガニは、河口にいけばたいてい出会う身近なカニです。
行くところに行けばめちゃくちゃたくさんいます。
色はブルーグレーで甲は四角く幅3.5cmぐらいです。
対するハマガニは、甲に丸みがあり、前縁はオレンジ色に縁取られます。
アシハラガニよりも大きくなり甲幅5cmぐらいです。
そして、ハサミあしはきれいな紫色をしています。
大型の個体であれば、色や大きさで違いが分かりやすいですが、
小型・中型だとなかなか見分けるのは難しそう…。
そんな時、見分けるポイントとなるのは、眼の下にあるつぶつぶです。
こちらハマガニのオス ↓
メスも同じようなかんじのつぶつぶ具合です。
そして、こちらがアシハラガニのオス ↓
いかがでしょう?つぶつぶの数が全然違います。
これさえ知っていれば簡単に見分けられます。
ちなみにアシハラガニのメスは、さらにつぶつぶがいっぱい。
以前から、アシハラガニは「河口の生き物」水槽で展示していましたが、
なんと!この度ハマガニも、同じ「河口の生き物」水槽に仲間入りを果たしましたvi iv
いかがでしょう?このいかにも強そうな風貌。
同じ水槽にいる、トビハゼやアシハラガニを、この大きいハサミあしで捕まえて食べちゃうんじゃないの!?って心配になります。でも、意外なことに、ハマガニはヨシなどの植物をおもに食べるんだそう。だから大丈夫なんです。
でもやっぱりひょっとしたら…ってこともありますので、現在の展示は1匹のみにして様子を見ています。
穴に潜ったりして見えない時間もあるとは思いますが、ぜひぜひ探してみてくださいね。存在感ありますよー!