アクアマイスターになろう! 11月の活動
2022.11.16 (水)
皆さまこんにちは。
体験学習班の河合です。
11月の活動内容は、「木曽川で魚釣り」でした。
河川環境楽園のすぐ横を流れる木曽川で実施しました。
釣り方は、2.7mの延べ竿でウキ釣り、エサはミミズと練り餌を使用しました。
木曽川の中流域にはどんな魚がいるのかを釣った魚で調べます。
過去には、アブラハヤ、タモロコ、ウグイ、ギンブナ、コウライモロコ、ゴクラクハゼ、ブルーギル、ギギ、モクズガニが釣れています。
毎年、タモロコは安定して釣れていますが、それ以外の魚は、年によって変わるので今回は何が釣れるのか楽しみです。
まずは、館内で基本的な仕掛けの結び方を練習しました。
今回は、釣りの時間を長くとれるように結び方だけ練習したのですが、結び方1つの練習だけでギブアップ状態。しばし頭を抱える様子も見られました。
思いのほか大苦戦だったので結局仕掛けはスタッフで準備したものを使用しました。
結び方は、練習あるのみです。
次は竿の扱い方です。
竿の先は繊細で、雑に扱うと簡単に折れます。
未経験者がいきなり長い竿を扱うのは難しいので、まずは短い竿で練習をしました。
とりあえず、狙った場所にエサを落とせるくらいを目指しました。
釣りをするにあたって技術は当然必要ですがマナーやルール、安全管理などの心得も大切です。
「周りに注意して竿を振る」「釣り場でさわがない」「ゴミを捨てない」「ライフジャケットを着用する」などについてレクチャーしました。
最後に釣れない時の対処法として「餌、場所、タナ(深度)を変える」などのコツもしっかり伝授しました。
基本を学び準備を整えて、出発です!
川に到着後、危険場所と行動範囲を確認し、釣りを始める予定でしたが、ここで次の壁が。
「ミミズがさわれない」
釣りをするためには、さわるだけではダメで、釣針につけなければいけません。苦手な人にとっては、かなり高いハードルです。
毎回、子どもたちが頑張れるところまでは見守り、どうしても無理なら手伝うことにしています。
でも、みんなすぐに慣れ、普通にミミズをつかめるようになります。
肝心の釣果はというと全員ボウズ。1匹も釣ることができませんでした。
コツを思い出し場所を変え、タナを変えいろいろ試しましたが残念な結果に終わりました。
子どもたちが釣れずに悶々としている中、珍客がありました。
一人の子が突然「茶色でふわふわした変な生き物がいる!」と叫んだのです。
駆けつけてみるとそこには外来生物のヌートリアがいました。
よく見ると足跡もありました。
どこに潜んでいたのかわかりませんが、釣れない子どもたちをあざ笑うかのように目の前を悠々と泳いでいきました。
「初めて見た!」と興奮する子もいたので、これはこれで気晴らしくらいにはなったのでないでしょうか。
実施の前日に魚が釣れたポイントを選んだのですが、朝方の冷え込みがよくなかったようです。
自然を相手にしているわけですからこんなこともあります。
これもまた釣りですし、良い経験です。
主催者としては、釣りの楽しみを味わって欲しかったので悔しい気持ちでいっぱいです。今回の結果を糧にして、来年度に向けて作戦を練り直したいと思います。
最後に河原の清掃活動をしました。
ペットボトルやビニール袋が落ちていたので「ゴミ拾いをしようか?」と声をかけると子どもたちは快諾してくれてゴミ拾いも楽しそうにやってくれました。
釣りのマナーもしっかりと伝わったようです。
みなさんありがとうございました。
では