古代生物がやってきた!~シベリアチョウザメとヌタウナギ~
2023.05.30 (火)
河合
皆様 こんにちは。
現在開催中の企画展の中から、今回はシベリアチョウザメとヌタウナギについて紹介します。
まずはシベリアチョウザメ
口はどこにあると思いますか?
写真でおわかりいただけたと思いますが、チョウザメの仲間は、口が腹側(下向き)にあります。口の前にあるヒゲで川底にすむ貝類や甲殻類などを探して食べます。
なんとこの口、ビヨンと伸びるのです。
このようにして獲物を勢いよく吸い込むようにして食べます。
清流ふれあいプールにもシベリアチョウザメがいて、ごはんをあげることができます。ごはんを手にのせて口元へ差し出すと吸われる感じがよくわかりますよ。
皆様も是非、体験してくださいね。
次はヌタウナギの紹介です。
まずはこちらの動画をご覧ください。与えたのは魚の切り身です。
予想外の飲みこみ方ですよね?
ヌタウナギは、アゴがない原始的な魚で、口は①ではなく②の位置にあります。ちなみに口のように見える①は鼻(外鼻孔)です。
口のまわりに歯はなく、舌の上に歯状突起(舌歯)というものがあり、海底に沈んでいる生き物の死肉を削り取るように食べるそうです。他にもゴカイや甲殻類なども食べることが知られています。
シベリアチョウザメとヌタウナギは食べ方がおもしろいので今回紹介したわけですが、
動画で紹介するだけではもったいないですよね?
他のスタッフと話し合った結果、皆様にも実際に生で見ていただこうということに!
現在、古代生物のフィーディングウォッチや給餌体験ができるイベントを計画中です。
内容が決まり次第、HPやSNSでご案内していきますのでお見逃しなく!
企画展は、7月9日まで開催しているので是非見に来てくださいね。
では
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