世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

おもしろ飼育コラム一覧
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“計量記念日”特別イベントを開催しました!

2023.11.18 (土)

霜鳥

当館では、”世界最大級”の大きさを誇る生き物をいくつか展示しています。

例えば、世界最大級の淡水魚「ピラルクー」や、ネズミの仲間で最大の「カピバラ」など…。

大きな生き物をご覧いただいたお客さまからは、よく「でかっ!」と驚きの声が聞こえてきます。

では、大きな生き物たち、具体的に大きさは何センチ?体重は何キロぐらいなのでしょうか?

 

そこで、11月1日の”計量記念日”に合わせて、館内の大きな生き物たちの大きさを”測る”イベントを開催しました。

 

まずはアルダブラゾウガメ。世界最大級のリクガメです。

当館では5個体飼育していますが、体の大きな2個体「ナッツ」と「デコ」の体重を測定しました。

来館者の皆さまに、体重を予想し投票していただいたのですが、20キロ台から1000キロまで、非常に幅広い値を投票いただきました。

 

さて、正解は…?

 

 

ナッツ:88キロ!デコ:78キロ!

皆さまの予想と比べて軽かったでしょうか?重たかったでしょうか?

 

続いては、世界最大級の両生類、オオサンショウウオ!

こちらは体長と体重を測定し、皆さまに体重を予想していただきました。

 

普段は水槽の水の中にいるオオサンショウウオが目の前で見られるとあって皆さま興味津々…。

 

 

オオサンショウウオの全長は110センチ、体重は8.9キロでした!

 

ここで皆さまに投票していただいた値をじっくり集計してみたのですが、正解の値よりも大幅に大きな値を予想される方が多いことに驚きました。

やっぱり「世界最大級」と言われるとなんだかものすごく重く感じますよね。

ですが意外と数字に表してみると、こんなものかと思う大きさなのかもしれません。

 

そして、他にも計量にちなんだ企画ということで、(おそらく)当館でのお客さまからの「でかっ!」の反応数No.1の生き物、メコンオオナマズのイベントを開催しました。

 

 

当館では、メコンオオナマズに直接触らずに、画像解析を用いて大きさを測定しています。

その測定方法をご紹介し、ぬいぐるみを使ったデモンストレーションで参加者の皆さまにご体験いただくという企画です。

さらに、測定時に必要な個体識別(メコンオオナマズの個体をそれぞれ見分けること)にもチャレンジしていただきました。

 

 

 

「魚の大きさを測る」という当館でも前例のないイベントでしたが、参加された方から、「メコンオオナマズが好きなので、詳しくなれて良かった」「測定の仕方が面白かった」等のお声をいただけました。

 

 

ということで、今回は計量記念日にちなんで生き物の大きさを測るイベントを企画しましたが、実は水族館では普段から様々なところで”計量”を行い、生き物たちの健康管理に努めています。

 

 

11月は計量強化月間に指定されていますので、ぜひこの機会に”計量”を意識して水族館をご覧になってはいかがでしょうか。

この生き物の大きさはどれくらい?泳ぐ速さは?餌をどれくらい食べるんだろう?水槽の温度は?

と、少し考えてみるだけで、いつもと違った発見が得られるかもしれません。

ぜひ皆さまなりの視点で、水族館をお楽しみくださいね。

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カテゴリー  イベント
キーワード 霜鳥
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