闇夜に潜む森のハンター
2024.08.05 (月)
みなさまこんにちは。
夏もいよいよ本番になり、暑い日が続いているせいか、先日車が停車途中で動かなくなってしまいました・・・
体は元気でしたので、運動ついでに家まで散策しながら走って帰宅し、家族が私の汗だくな姿をみて笑ってくれたので、疲れの方はすっ飛んでいきましたが、修理費用でお財布の中身もすっ飛んでいきそうで焦っている中野です。
みなさまも外出する際は、くれぐれもお気を付けくださいね。
さてこの夏、アクア・トト ぎふは開館20周年を迎え、新施設のオープン・特別企画展の開催など盛り沢山の内容で皆さまをお迎えいたします。
その中でも7月13日より、新しく仲間入りした生き物をご紹介します。
この仲間は、夜行性の種が多く、森の真っ暗な闇の中でハンターとして、優れた能力をもっています。
一つ一つご紹介しますので、どんな生き物なのか考えてみてくださいね。
まず、一つ目の特徴は眼です。体に対して非常に大きな眼をもち、暗い夜でもわずかな光を感知することができるため、獲物の動きを正確に捉えることができます。
二つ目は、尖ったくちばし。肉食性で、大型の昆虫、ネズミやカエル、トカゲ、小鳥などを食べます。下向きに少し曲がっているのは、大きな眼の視界をさえぎらないためと考えられています。
三つ目は音を立てずに飛ぶことができる翼です。羽ばたく音をかぎりなく消すことで、獲物から気づかれず接近することが可能です。
さあ、もうどんな生き物かわかってきましたか?
最後は私の気に入っている特徴です。
頭の上にある羽角(うかく)と呼ばれる飾り羽です。耳ではありませんが、ウサギの耳みたいでなかなかかわいらしいです。仲間を見分けるためや枝に擬態するためにあると考えられています。
それでは、今回仲間入りしたこのような特徴をもつ生き物は・・・・
フクロウの一種「オオコノハズク」です。
自然下では木の洞の中で生活していますので、展示でも用意してみたところ、初めはほとんど利用してくれなかったのですが、最近木の洞にいるところを目撃し感動しました。
普段は写真のようにじっとして、木の枝などに紛れて見つけにくいかもしれませんが、習性の一つなので頑張って見つけてみてくださいね。
*正面に一羽います
ちなみに、現在2羽展示しており、体が大きい方がメス、小さい方がオスのペアです。
夜行性で森の中で生活しているため、自然下では滅多に目にすることができませんので、ぜひ見に来て下さいね!
最後に、こちらの個体は、井の頭自然文化園様に多大なご協力をいただき展示することができました。
この場をお借りし、お礼申し上げます。