16種類400匹のタナゴたち
2025.01.18 (土)
堀江真
こんにちは。
現在開催中の企画展『Save the 淡水魚 ~未来へつなぐ水辺の宝~』は見に来ていただけましたでしょうか?
毎日寒いですが、暦の上ではもう春!ということで、企画展で展示しているタナゴたちも、少しずつ春の訪れを感じているようで…。
ほんのりとですが、春産卵型のタナゴたちに婚姻色があらわれ始めました。
まずはミヤコタナゴ。こちらは尾ビレや臀ビレのふちがオレンジ色になり安定の美しさをほこっています。
小型種のカゼトゲタナゴにも婚姻色がうっすらと。眼や背ビレ、臀ビレのふちが赤く染まっています。
見分けが難しいタビラ属も、婚姻色があらわれると違いがわかり易くなります。
アカヒレタビラ
ミナミアカヒレタビラ
セボシタビラ
シロヒレタビラ
このように、それぞれのタナゴたちの婚姻色をくらべるにはもってこいのこの企画展となっています。なんといっても在来のタナゴ類全16種類が勢ぞろいしていますから。
ふだんから展示している東海・近畿地方に生息する6種類にいたっては、ど~んとひとつの水槽でお見せしています。
この水槽だけで170匹!
種ごとに群れたり、ほかの種とも交ざって群れたり。
隠れたり、底をついばんだり。
広い空間での様子はふだん見る姿とはまた違います。
この水槽はスタッフにも人気で、閉館後の安らぎの場となっていることも。
開催期間は4月13日までの4か月間ですが、早くも1か月が過ぎてしまいました。あと残り3か月しかありません!!
さらにタナゴたちの色が美しくなるように、レイアウトなど日々調整中です。ぜひぜひまた、何度でも見に来てください。
カテゴリー 企画展・特別展示日本の淡水魚
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