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水辺の清掃活動in揖斐川

2025.03.22 (土)

堀江真

3月13日に揖斐川河口の干潟やその周辺のヨシ原で清掃活動を行いました。

 

この場所は、私に「これを放置してはならぬ。ごみ拾いせねば…。」と思わせた場所です。干潟の規模は大きくないものの、季節により様々な生き物が出現する生物多様性の高い場所です。なのにごみだらけ!

 

 

当館スタッフだけでは人手が足りないこともあり、今回は近隣の水族館「シーライフ名古屋」の皆さまにお声がけし、一緒に清掃活動を行いました。

 

 

ごみは無限にあり、開始早々「途方もないな…」という気持ちになりました。多い場所では、手の届く範囲だけで35リットルのごみ袋がほぼいっぱいになってしまうほどでした。2、3歩進んでは新しいごみ袋を取りに行く、という工程を繰り返し、少しずつきれいになっていきました。

 

11人でごみを拾い、1時間ほどで乗用車3台分に載せられる限界量に達しました。

 

 

今回はここまで。予定していた清掃範囲の1/5程度しかできませんでしたが、実施した場所は、本当にきれいになりました。やればきれいになる。それがわかって前向きな気持ちになりました。

 

 

水族館に戻って仕分けをしたところ、70リットルのごみ袋が28個分。シーライフ名古屋さんが持ち帰った分と合わせておよそ3000リットルのごみを回収することができました。この、ごみの処分費はそれぞれの水族館の負担となります。

 

 

当館の売店Fishtankではこんなリストバンドを販売しています。

 

「Save the 淡水魚 ~水辺の宝を未来へつなごう~」と書かれており、現在開催中の企画展のテーマでもあります。いつか一緒に、あるいは別の場所でも、大勢の人たちと同じ気持ちで水辺の清掃活動をしたい!と思い作りました。売り上げの一部はこの「水辺の清掃活動」に充てられます。青色が大人サイズ、水色が子供サイズです。

 

今回拾いきれなかった揖斐川河口のごみは、5月頃にまた回収しに行こうと思っています。

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カテゴリー  日本の淡水魚研究・調査
キーワード 堀江真
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