世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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モツゴ稚魚とゼゼラ稚魚の展示始めました!

2025.06.26 (木)

村上

みなさんこんにちは、梅雨入りしてジメジメの蒸し暑い日が続きますね。この時期は苦手な村上です。

 

さて、そんな季節ではありますが多くの魚が繫殖期を迎えています。

 

今回は当館で繫殖した魚の稚魚を新しく展示したので紹介したいと思います!

 

まず1種類目がこちらの魚

 

1種類目はモツゴの稚魚です。

モツゴは繫殖期を迎えるとオスが石や流木になわばりを持ち、そこで産卵が行われます。

 

 

展示水槽で撮影したモツゴの卵の写真がこちら

 

 

 

よーく観察してみると…

卵の中にモツゴの赤ちゃんがいるのがお分かりいただけるかと思います。まるで卵の中からこちらを見ているかのような目力です。

 

 

ちなみに成魚になるとこのような姿になります。

 

 

 

 

続いて、2種類目に紹介する魚の稚魚がこちら

 

ゼゼラです。ゼゼラも繫殖期を迎えると、オスが水草の根などになわばりを持ち、そこで産卵が行われます。

 

 

こちらは卵の写真です。丸いつぶつぶがたくさんあるのがお分かりいただけるでしょうか。卵はゼリー状になっていて、粘着性があるため産卵場所にしっかりと付着し、さらに砂や泥がくっついてカモフラージュされます。

 

そしてゼゼラの成魚がこちら

 

 

 

 

まだ2種類とも成魚のような模様はなく、成長と共に徐々に模様が現れてきます。現在は動物プランクトンを食べてすくすく成長中です。

 

そして、稚魚が日々成長していく姿を観察している私自身も勉強になり成長しているはずです、、、。

 

さあ、そんな2種類の稚魚は水族館3階の「里山の生き物」水槽で展示中です!

 

 

 

 

ちなみに成魚のモツゴとゼゼラも他の水槽で展示していますよ!

モツゴは3階「下流の魚」の水槽

 

 

 

 

ゼゼラは3階「岐阜県の希少淡水魚」の水槽

で展示しています。今回の展示を機に成魚と稚魚の違いを見比べてみてくださいね!!!

私のコラムいかがだったでしょうか、これからも面白い出来事や発見があればコラムを通してみなさまにお伝えできればと思います。

 

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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カテゴリー  アクア・トトの生き物
キーワード 村上
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