目×目
2018.07.24 (火)
野口
こんにちは。
先日ご紹介した「イクメン・トトのトトベビー」で展示されたウシモツゴに続いて、今度はオヤニラミのご紹介です。
水族館の裏側の水槽内にオスとメスをいれて飼育していると、水槽内の設備の一部である塩ビ管に産卵しているのを確認しました。
時を同じくして、別の水槽では水槽内の流木に産卵しているのを確認しました。
卵の表面についているゴミをとったり、新鮮な水を送っているのでしょうか。
表面をつついたり体をこすりつけるような行動は、ウシモツゴとはまた一味違って大事に大事に卵を守っているように感じました。
オヤニラミという名前の由来は諸説ありますが、鰓のところにある一つの大きな模様が稚魚の目に見えて、それが親魚をにらんでいるようにみえる、というところからつけられたとの話もあります。
稚魚の段階ではまだその模様も曖昧な感じで、成長とともに模様も出てくるのでしょう。
稚魚の本物の小さな目はしっかりと何かを見つめています。そこにはどのような景色が映っているのでしょうか。
今後は立派に大きくなることを願うばかりです。
カテゴリー 日本の淡水魚
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