世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ

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モクズガニの秋

2018.10.18 (木)

堀江(真)

こんにちは。

こちらはモクズガニです。

英名はMitten crab(ミトンクラブ)といい、何ともかわいらしい名前です。

長良川の「下流の魚」水槽(カルガモがいるところ)にいます。

この広い水槽に10匹ぐらいのモクズガニがいます。

ふだんは、石の下や水槽のはしっこに隠れていて、なかなか見つかりませんが、夕方から夜にかけては活動的です。

閉館後の館内を見学するプログラム「夜の水族館」では、夜の見どころのひとつとして紹介しています。

ずいぶんと毛が立派な個体を見つけたので写真を撮りました。

ふっさふさでしょ?

モクズガニは日本中のあらゆる川に生息しており、上流から河口までいたるところにいます。

アクア・トトぎふの裏庭にも時々いたりします。

個人的には、野外で見かけても(あ、モクズガニね)とさらっと終わってしまうことが多いのですが、去年の秋に、河口で見かけたときは大興奮しました。

その時の動画がこちらです。

 

 

交尾失敗…。

わっ!と覆いかぶさったのがオスで、いたしません!と逃げたのがメスです。

オスのほうが、はさみ脚の毛が立派です。

 

モクズガニの繁殖期は秋から冬にかけてで、おもに海水の混じる河口域で交尾をします。そのため、秋になるとせっせと川を下り海を目指します。

早いものでは2才、遅いものでは9才が、交尾のために何10kmもの道のりを移動します。

 

そのため、秋、河口に行くと、大きなモクズガニが集まっていて、こんなシーンを間近で見ることができます。

 

話は変わり、モクズガニは食用とされています。

モクズガニをとるための漁は、繁殖のために川を下る時期に行われることが多く、秋の風物詩とも言われます。

幾多の困難をこえて、大きく成長し、川を下って、さぁ繁殖だ!という時期に、捕まえられて食べられるカニの気持ちになると複雑なものがありますが、

これから先も、モクズガニにとってすみやすい環境が保たれ、日本の秋の味覚として漁や食文化が存続できることを願っています。
 

 

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カテゴリー  アクア・トトの生物
キーワード 堀江(真)
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