ダイオウグソクムシとオオグソクムシ
2018.11.01 (木)
廣瀬
7月から開催している企画展「ゾクゾク水ゾクッ館」も残り約1ヶ月となってきました。
先日、展示内容をプチリニューアルしましたのでご紹介します。
ダイオウグソクムシの水槽にオオグソクムシ2匹を入れたのですが、お気づきの方、いらっしゃいますか?
写真を見てお分かりの通り大きさがずいぶん違いますが、決してダイオウグソクムシの子供ではありませんよ。
当初、ダイオウグソクムシとオオグソクムシは飼育水温が異なるため同居飼育は難しいだろうと考え、同じ水槽での飼育はあきらめていました。
ところが、「相模川ふれあい科学館」で同居飼育しているとの情報を聞きつけ、オオグソクムシを追加展示してみました。
親子みたいな同居展示ですが、違いをよく観察してみてください。
ダイオウグソクムシは鳥羽水族館で5年間以上絶食していた話が有名ですが、このダイオウグソクムシも2年半以上絶食が続いている個体です。
お腹すかないのですかね?
ダイオウグソクムシはアクア・トト ぎふに来てから、何度か餌を与えましたが全く反応なし。
それに反してオオグソクムシは着いてすぐにムシャムシャ餌を食べてくれました。
ちなみにエサはオキアミやイカなどです。
写真ではひっくり返ったまま餌を食べています。
食欲旺盛なオオグソクムシは飼育水を汚してしまいます。
すぐに有毒なアンモニアが出てしまうので、こまめに飼育水を換水して対応していく必要があります。
アクア・トト ぎふでグソクムシを見られるのもあとわずかです。
親子のような、ダイオオグソクムシとオオグソクムシの同居展示。
ぜひ見てくださいね。
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