大家族
2019.03.15 (金)
野口
こんにちは。
当館の下流の水槽にいるオイカワについては、
何度かご紹介してきたことがありますが、
2017年の途中からこちらの水槽で展示するようになりました。
最初は20匹程度でしたが、水槽内で繁殖を繰り返して
現在はご覧のような感じに。
繁殖する様子が観察できたり、あわよくば稚魚が育つといいなぐらいのこと
を考えていましたが、想像をはるかに超えていました。
何匹くらいいるでしょうか、相当な数まで増えました。
この水槽はオイカワにとって良い環境なのでしょう。
自然の川で環境が一変しても、オイカワはしっかり生き残っていることを
見かけたりますが、この水槽内で繁殖する力強さを目の当たりにしたら納得できます。
生き物はいつでもその時その時で変化に対応しながら、自分たちの想像を超えて適応していく姿を見せてくれるように感じます。
先日、オイカワが好きなお客様が来館されており、
あれこれお話する機会がありました。
最近オイカワのオスが見かけないけど何かあったのか、すごく元気に飼育されているがどんな水を使っているのか、エサはどんなものをあげているのかなど。
冬の間は水温も低く、オスの婚姻色もなくなり、エサも控えめに食べる程度となっていましたが、気温が上がりつつある今、またオイカワが水槽を盛り上げてくれる日の足音が聞こえてきたように感じます。
冬の銀色に輝くオイカワも良いですが、婚姻色が出たこんなオイカワも早くみたいものです。
カテゴリー 日本の淡水魚
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