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<サンショウウオ日記 vol.8>ハコネサンショウウオ

2010.07.07 (水)

田上

さあ、どんどんまいりましょう

お次はハコネサンショウウオ!

 

IMG_0326.JPG

このハコネサンショウウオ、日本にすむ両生類で唯一、肺を持っていないんですね。

皮膚や粘膜を使って呼吸しています。

他のサンショウウオと比べても、なんだか雰囲気が違います。

ちなみに、展示しているのは幼生なのですが、これまた他種と比べてデカい!

 

IMG_0325a.JPG

ちなみに、ハコネサンショウウオは変態するのに、2~3年かかります。

他種はだいたいが、その年に変態します。

なかには、越冬幼生と呼ばれ、冬の間は幼生のままで、翌年に変態するものもいますが、

それでも倍以上の期間ですね。

どこまでも個性的。素敵です。

 

先日、高知県の動物園の方(サンショウウオ大好き仲間です)と一緒に所用で滋賀県に行ったのですが、

休憩のため立ち寄ったサービスエリアのテレビで、このハコネサンショウウオが取り上げられていました。

私も含めサンショウウオ大好き仲間が集まっているわけですから、テンションも急上昇!

「奇跡!」だの、「我々は何か持っている」だの異常に喜んでいたのもつかの間、

なんとその映像は、ハコネサンショウウオ漁を取り上げたものでした・・・。

 

ワナで捕まえられた大量のハコネサンショウウオたち・・、ああ、あんなにたくさん。

ああ、串にささって炭火で焼かれてしまって、、、、。

 

ハコネサンショウウオは川の最上流域、山の奥にすんでいますので、

昔の人々にとっては貴重な蛋白源だったんでしょうね。

食文化として残っているのですから、否定するつもりは毛頭ないですが、

その場にいた3人のテンションは急下降。

 

もそもそとカレーを食べて、早々にサービスエリアを後にしました。

 

また、ネガティブな終わり方になってしまった!!! 

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カテゴリー  企画展・特別展示
キーワード 田上
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